挨拶
はじめまして。
株式会社viviONの開発部・基盤ユニットに所属しているSLの大塚 泰成と申します。
私の所属するユニットで輪読会を開催致しましたので、今回はそこで得たメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
そもそも輪読会とは?
人々が集まって、同じ教科書などの本を読み、その内容について意見を交わすことを意味する語。事前に決められた担当者が、本の内容を訳したりまとめたりしてから、他の参加者が理解できるように発表する形式がとられることも多い。
エンジニア界隈では技術書を題材として輪読会を行われるケースが多いです。
エンジニア組織の抱えている課題に対して、解決の糸口を技術書を介して得ようといった動機から行われることがあります。
開催のきっかけと目的
基盤ユニットはマイクロサービスの開発を日々行っており、複数のプロダクトを横断してAPIを提供しています。
その為、コードやインフラ構成などの変更において、
影響度が1プロダクトだけがリリースするよりも大きくなる傾向があります。
影響度の大きさがメリットでもあり課題感でもあるため、「運用時に、何に気を配るべきか?」を理解し取り組むことで今後の運用保守が安心安全になり変更容易性が上がり、最終的には会社利益につながるのでは無いかと考えました。
実現する手段として「輪読会はどうかな?」といった意見がメンバーから上がり開催する運びになりました。
使用した書籍
システム運用アンチパターン ―エンジニアがDevOpsで解決する組織・自動化・コミュニケーション
税込み ¥3,520 (会社経費)
システム運用のセオリーがきっとわかるはず!という期待感から選定
輪読会でのタイムスケジュールと方針
タイムスケジュール
大まかに以下の3段構成となっています。
- みんなで20分ほど読書する
- ホワイトボードやオンラインのボードツールに得た知見を貼り付ける
- 貼り付けた内容についてディスカッションを行う
方針
無理にTry(Next Action)に繋げようとすると、目的と手段が逆転する可能性があるため一旦はトリビアの泉形式で進めて、皆で知見を持ち帰る会にしようという取り決めになりました。
(へぇ〜は20まで)
輪読会の様子
ファシリテーションの様子
ホワイトボードの様子
※ リモートメンバーはGoogle Jamboardというオンラインボードに記入
輪読会の感想と課題感
感想 (感じたメリット)
数章しか読んでいないですが、我々も知らなかったキーワードや日頃思ってはいたけど言語化できていなかった考え方が出てきて今回読んだ数章だけでもやった価値があったなという感想でした。
また、DevOpsの体現に必要な「文化」という項目以外は実施出来ていることに気づけました。
逆に「文化形成」とは何か?どうやって行うべきか?までは今回触れることができなかった為、今後に期待です。
課題感
最大の課題感は「コスト」でプライベートな時間の読書を強制するわけにもいかず、だからといって就業時間中に全部見れるかというと通常業務もあるので時間確保が厳しそうでした。
(今回の進行度から全ページ見るための時間を逆算)
章ごとに担当者を分割し、メンバーの数だけコストを分割できるのではないかという意見がでたり、
長期戦でもいいから細かく全員でやっていこうといった意見が出て最終的にはまだ結論が出ない形となりました。
まとめ
実は私は、今回初めて輪読会を行ったのですが、開催にポジティブ側な人間に転生することが無事(?)出来ました。
この記事が「輪読会をやったことがない・やってみたい」「非日常の角度から知識を得て、課題解決したい」といった方の参考になれば幸いです。
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