はじめに
brew switch
が廃止されて使えなくなったため、手動でバージョンを切り替えたときの作業手順です。
1.15から1.14に切り替えをします。
前提
- Goは以下のように
/usr/local/Cellar/go
配下にインストールされているものとします
/usr/local/Cellar/go
├ 1.14.15
└ 1.15.7_1
変更前のバージョンを確認
以下コマンドを実行し、切り替え前のバージョン(1.15.7
)を確認。
$ go version
go version go1.15.7 darwin/amd64
切り替え作業
ここからバージョン切り替えの作業となります。
シンボリックリンク作成
GOROOTの設定先となるシンボリックリンクを作成し、
$ ln -nfs /usr/local/Cellar/go/1.14.15 ~/goroot
以下コマンドを実行して/usr/local/bin/
配下の向き先を上記で作成したシンボリックリンクに向けます。
$ ln -nfs ~/goroot/bin/go /usr/local/bin/go
$ ln -nfs ~/goroot/bin/gofmt /usr/local/bin/gofmt
$ ln -nfs ~/goroot/bin/godoc /usr/local/bin/godoc
環境変数にGOROOTを追加
.zhrc
に環境変数GOROOT
を追加します。
(bashを使っている人は.bashrc
)
$ vi ~/.zshrc
以下の1行を追加して、
export GOROOT=$HOME/goroot/libexec
追加した内容を反映。
$ source ~/.zshrc
切り替え後のバージョンを確認
バージョンが1.14.15
に切り替わっていることを確認。
$ go version
go version go1.14.15 darwin/amd64
おわりに
以上でバージョン切り替え完了です。
次回以降はgorootのシンボリックリンクの貼り替えのみで切り替わります。
※1.15に戻す場合
$ ln -nfs /usr/local/Cellar/go/1.15.7_1 ~/goroot
$ go version
go version go1.15.7 darwin/amd64
2021.07.05 追記
GOPATHが通っていない場合も上記手順でPATHを通すことができます。