はじめに
こんにちは、@taikiti(たいきち)です。
仕事ってどうしても辛いことばかりに感じてしまいますよね。。。
今回はチームで実施している取り組みのうち、「良かったこと・今後も続けていきたいこと」について語っていきます。
この記事で紹介する内容に共通しているのは、
- 楽しく仕事をする
- 仕事を楽しいものにする
というところかなと思います。
約2年ほどアジャイルに携わっていますが、それぞれのチームに合ったやり方・仕組みを取り入れられるのがアジャイルの良さだと感じています。
とはいえ、アジャイルについてもまだまだ勉強中なので、参考程度に読んでいただければと思います。
想定読者
- アジャイル開発をしている人
- 他のチームのやり方を知りたい人
使用ツール
基本フルリモートで作業をしているので、以下のツールを使用しています。
- Miro(ホワイトボード)
- zoom
Miroは有名だと思いますが一応リンクを置いておきます。
ファシリテーター交代制
僕たちのチームでは、スクラムイベントのファシリテーターを交代で回しています。
役職やチーム内での役割に関係なく全員です。
朝会とそれ以外のイベントで列を分けて、ファシリテーターを担当したら次の人に回すといった感じです。
ちなみに、担当の人がお休みの場合やイベントに参加できない場合には次の人にスキップします。
スキップしたら基本的には前の人に戻しません。
イベントに慣れていないなら特にオススメ
ファシリテーターを交代するメリットとして、
- 平等に交代するので、一人のメンバーに負担が偏らない
- 世代や役割に関係なくコミュニケーションが取れる
- メンバー全員がファシリテーターの役割を把握し、何をしてもらえると嬉しいか分かるようになる
という点が挙げられます。
運が悪いと…
基本的にいい仕組みなのですが、
- 連続で同じイベントのファシリテーターになることがある
- 1日にファシリテーターが集中する場合がある
というデメリット(?)があります。
朝会のように開催頻度の高いイベントは列を作成していますが、ふりかえりのように頻度の低いものは1列にまとめています。
そのため、スプリント内に開催されるイベントの数次第で、連続して同じイベントのファシリテーターになることが多々あります。
とはいえ、長い目で見れば平等になるとは思うのであまり気にしなくてもいいかなと。
また、1日のすべてのイベントをファシリテートするようなタイミングも訪れます。
上の図では「朝会」と「ふりかえり」が重なるパターンがありますが、僕のチームでは他にも列があるため、3つか4つの当番が同時に重なる場合があります。
慣れれば負担にはなりませんが、ちょっと疲れたときは他のメンバーにお願いして代わってもらったりしています。
誰に頼んでもファシリテーターが務まるというのも交代制の強み!
メンバー全員がイベント進行の内容や大変さを理解することで、イベントの質も向上します。
ぜひ試してみてください!
雑談タイムの設定
その名の通り「雑談のための時間=雑談タイム」を設けています。
仕事の忙しさにもよりますが、15〜30分程度は確保するようにしています。
雑談タイムを取り入れた背景として、
- フルリモートだと雑談が生まれにくい
- でも実はもっと雑談したい…!
ということがありました。
リモートだと1人ずつしか話せないため、ちょっとした雑談をしたくても「まるで『すべらない話』のような空気」になってしまう。
結果として、仕事以外の話をする適切なタイミングを掴むことができず、僕たちのチームも雑談が減っていった時期がありました。
「雑談していい」という安心感
雑談タイムは、毎スプリントごとに実施する「ふりかえり」の終了直後に固定しています。
しかし、プランニングの都度、時間的・業務的に問題はないか確認をします。
ふりかえり
↓
雑談タイム
↓
プランニング
(翌週の雑談タイムいけるかな?)
プランニングで確認し、チームで合意をとっているからこそ、罪悪感なく雑談ができるというわけです。
ふりかえりに雑談を含めるのもあり
もし、雑談タイムを設けるのが難しいという人がいれば、ふりかえりを活用することをオススメします。
ふりかえりの中に雑談を含めてしまうのです。
(ドヤったけど、もしかすると一般的かも)
僕たちのチームのふりかえりでは、
- KPTでプライベートの話OK
- 意見に対してその場でツッコミOK
- Actionにはチームで実施可能なアクションを持っていく
というルールにしています。
例えば、
- Keep:iPad買ったらYoutube見やすくなった
- Problem:猛暑なのにエアコンが古くなってきて暑い(新しいやつ探してます)
- Try:〇〇のエアコンが最高です!
のような意見もヨシ。
プライベートの意見がでてくると、メンバーからも自然とツッコミが入って賑やかになる。
「私も涼しくなるようなグッズ探してます」とか「エアコンより扇風機がいいですよ」などなど。
こういった小さな雑談の積み重ねで、チーム内のコミュニケーションは格段に良くなります。
話しやすい空気が生まれると、素直な意見や不満も出しやすくなるので、ふりかえりがより有意義なものになるはずです。
ただし、決められた時間内には終わらせるようにしましょう。
全員がプライベートの意見を出して、全てにツッコミを入れていると時間内には到底終わらなくなってしまうので注意!
プライベートネタをOKとするのは、ファシリテーターもしくはメンバー全員がふりかえりに慣れてきたらがオススメです。
超ふりかえり
こちらは、3ヶ月に1回実施しているふりかえりです。
通常のふりかえりはKPTAで実施していますが、超ふりかえりではKPTを採用しています。
- Keep:楽しかったこと、良かったこと、感動
- Puzzle:モヤモヤ、問題点、良くなかったこと
- Try:学び、発見、教訓
ここでのTryでは試したいことを出す必要はありません。
もちろん、何かアクションが必要な場合は別途時間を設けて検討してます。
成長を実感するのって大事
ふりかえる期間を長くすることで成長を実感できる。
僕は開発者としての経験が2年程度とかなり浅いですが、
- 毎日分からないことが増えていく
- 分かったと思ったことが実は分かってなかった
- 凄腕エンジニアを見ていて追いつける気がしない
という悩んでばかりの日々を過ごしています。
しかし、3ヶ月前の自分と比べるとどうでしょうか。
- 全く触れたことがなかったアプリ開発に触れている。
- つまずいたポイントのメモが蓄積されている。
- 前より具体的な疑問点が見えてきている
思ってるより成長してる…かも!
エンジニアは勉強の日々。
上を見るとキリがない世界なので、絶望することも多いです。
しかし、だからと言って自分が成長できていないわけではないので、3ヶ月前とか半年前とか、、、昔の自分と比べると成長を実感できると思います。
これが老い…ってコト!?
超ふりかえりの注意点は、
- 3ヶ月前のことって結構忘れてる
ということですね。
僕はもともと忘れっぽいということもあり、最初は思い出すところに苦労しました。
そこで大事になってくるのが、日々のメモです。
- 何を学んだのか
- 何が起きたのか
- 何を感じたのか
学習したことはもちろん、自身の感情の動きもわかるようにメモしておくのがポイントです。
この時は嫌だったけど今は改善されたなぁとか、昔からずっと気になってたことが解消されないなぁ、などなど。
ストックして、超ふりかえりで共有しましょう。
まとめ
仕事を楽しくする取り組み・イベントたち
- ファシリテーター交代制でみんな平等
- 雑談タイムで盛りあがろう
- 超ふりかえりで成長を実感しお互いを称え合おう
おわりに
ここで紹介した以外にもいろいろな取り組みを行ってきました。
重要なのは「小さなことから始めてみる」だと思います。
取り組みの結果どうなるのかを想像するのは大切ですが、やってみて初めてわかることがたくさんあります。
何事も小さく始めてカイゼンを繰り返していきましょう!
と、自分に言い聞かせながら今後も精進します。