きっかけ
こんな記事を見つけた
GitHubで卒論を管理する。そんなクールなことができるのかと思いつつ、$\LaTeX$をインストールするのは面倒くさい。
そんな人が、$\LaTeX$を使うための記事です。
環境
- macOS
- VSCode
- Gitインストール済み
- GitHubアカウント作成済み
- LaTeXインストールしたくない!
Cloud LaTeXって?
知ってる人は次の章へ
Cloud LaTeXとは、ウェブブラウザ上でLaTeXを編集、コンパイルできるツールです。
LaTeXの基本機能はもちろん、ドラックアンドドロップで画像や表をアップロードできるなど、非常に便利なサイトです。
最近、このCloud LaTeXにVSCodeの拡張機能が開発されました。
=ローカルでソースを管理できます
=Git/GitHubでバージョン管理できます。
アカウントはこちらから作成できます。
VSCodeの拡張機能を入れる
ここからインストール、マニュアルに沿って設定を進める
必須ではないですが、LaTeX Workshopを併用するとPDFのプレビューやコマンドの補完機能が使えます。
テストのために、下記のLaTeXソースコードを使用しました。
LaTeXサンプルコード
LaTeXのマニュアル中からサンプルコードをお借りしました。
CC BY 4.0 LaTeX入門/レポート
\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}
\begin{document}
\title{情報科学レポート}
\author{奥村晴彦}
\maketitle
\section{はじめに}
この文書は,ごく基本的なレポートや論文の例を示すものです。
実際にこのソースを入力してタイプセット(コンパイル)し,
タイトル,著者名,本文,見出し,箇条書きがどのように表示されるかを
確認してみましょう。
\section{見出し}
この文書の先頭にはタイトル,著者名,日付が出力されています。
特定の日付を指定することもできます。
そして,セクションの見出しが出力されています。
セクションの番号は自動的に付きます。
\section{箇条書き}
以下は箇条書きの例です。これは番号を振らない箇条書きです。
\begin{itemize}
\item ちゃお
\item りぼん
\item なかよし
\end{itemize}
これは番号を振る箇条書きです。
\begin{enumerate}
\item 富士
\item 鷹
\item なすび
\end{enumerate}
\section{おわりに}
これは一段組の例ですが,二段組に変更することもできます。
解説文を読んで,このソースをいろいろと変更してみましょう。
\end{document}
若干詰まったところ
- VSCodeにインストールしたのち、設定する場合はフォルダを開く必要があります
- ファイルの出力先である
cloudlatex.outDir
には、デフォルトのままだと動きませんでした。同じディレクトリに入れる場合は.
を入力します - LaTeX Workshopと併用する場合、Settings.jsonを編集する必要がありますが、その場合は
基本設定: ワークスペース設定を開く (JSON)
を選択します。
GitでLaTeXを管理する
GitHubにプライベートレポジトリを作る
卒論やレポートなどは、プライベートレポジトリがのぞましい。
.gitignoreを設定する。
LaTeX固有の中間ファイルと、Cloud LaTeX拡張機能のフォルダを除外する
.vscode/
*.log
*.pdf
*.synctex
__latexindent_temp.tex
その他、使ってるうちに変なファイルが出てきたらステージする前に追加する。
ひたすらレポートor卒論を書く
レポートを書きまくる
ブランチの切り方は下記の記事が大変参考になったので、真似させて頂こうと思っています
まとめると、n稿ごとにブランチを切り、n稿が完成したらGitHub上でPRを送ります
それにより、自分のやったことが可視化されるメリットがあります。
参考文献