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絶対LaTeX環境入れたくない人の戦い(Cloud LaTeX + VSCode + GitHub)

Last updated at Posted at 2021-08-15

きっかけ

こんな記事を見つけた

GitHubで卒論を管理する。そんなクールなことができるのかと思いつつ、$\LaTeX$をインストールするのは面倒くさい。

そんな人が、$\LaTeX$を使うための記事です。

環境

  • macOS
  • VSCode
  • Gitインストール済み
  • GitHubアカウント作成済み
  • LaTeXインストールしたくない!

Cloud LaTeXって?

知ってる人は次の章

Cloud LaTeXとは、ウェブブラウザ上でLaTeXを編集、コンパイルできるツールです。
LaTeXの基本機能はもちろん、ドラックアンドドロップで画像や表をアップロードできるなど、非常に便利なサイトです。

最近、このCloud LaTeXにVSCodeの拡張機能が開発されました。
=ローカルでソースを管理できます
=Git/GitHubでバージョン管理できます。

アカウントはこちらから作成できます。

VSCodeの拡張機能を入れる

ここからインストール、マニュアルに沿って設定を進める

必須ではないですが、LaTeX Workshopを併用するとPDFのプレビューやコマンドの補完機能が使えます。

テストのために、下記のLaTeXソースコードを使用しました。

LaTeXサンプルコード

LaTeXのマニュアル中からサンプルコードをお借りしました。
CC BY 4.0 LaTeX入門/レポート

\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}
\begin{document}

\title{情報科学レポート}
\author{奥村晴彦}
\maketitle

\section{はじめに}

この文書は,ごく基本的なレポートや論文の例を示すものです。
実際にこのソースを入力してタイプセット(コンパイル)し,
タイトル,著者名,本文,見出し,箇条書きがどのように表示されるかを
確認してみましょう。

\section{見出し}

この文書の先頭にはタイトル,著者名,日付が出力されています。
特定の日付を指定することもできます。

そして,セクションの見出しが出力されています。
セクションの番号は自動的に付きます。

\section{箇条書き}

以下は箇条書きの例です。これは番号を振らない箇条書きです。

\begin{itemize}
  \item ちゃお
  \item りぼん
  \item なかよし
\end{itemize}

これは番号を振る箇条書きです。

\begin{enumerate}
  \item 富士
  \item\item なすび
\end{enumerate}

\section{おわりに}

これは一段組の例ですが,二段組に変更することもできます。

解説文を読んで,このソースをいろいろと変更してみましょう。

\end{document}

若干詰まったところ

  • VSCodeにインストールしたのち、設定する場合はフォルダを開く必要があります
  • ファイルの出力先であるcloudlatex.outDirには、デフォルトのままだと動きませんでした。同じディレクトリに入れる場合は.を入力します
  • LaTeX Workshopと併用する場合、Settings.jsonを編集する必要がありますが、その場合は基本設定: ワークスペース設定を開く (JSON)を選択します。

GitでLaTeXを管理する

GitHubにプライベートレポジトリを作る

卒論やレポートなどは、プライベートレポジトリがのぞましい。

.gitignoreを設定する。

LaTeX固有の中間ファイルと、Cloud LaTeX拡張機能のフォルダを除外する

.vscode/
*.log
*.pdf
*.synctex
__latexindent_temp.tex

その他、使ってるうちに変なファイルが出てきたらステージする前に追加する。

ひたすらレポートor卒論を書く

レポートを書きまくる

ブランチの切り方は下記の記事が大変参考になったので、真似させて頂こうと思っています

まとめると、n稿ごとにブランチを切り、n稿が完成したらGitHub上でPRを送ります

それにより、自分のやったことが可視化されるメリットがあります。

参考文献

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