はじめに
「$ docker-compose ...
とか長いコマンド打つの面倒だな〜」
「サクッと$ dc ...
とかにできないかな〜」
そんな時に役立つのが【alias】(エイリアス)です。
エイリアス 【alias】
エイリアスとは、偽名、別名、通称などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ある対象や実体を、複数の異なるシンボルや識別子で同じように参照できるする仕組みを指す。別名。(IT用語辞典)
必要な設定を行うことで、長〜いコマンドをお好みで省略して利用することができます。
以下、設定手順です👇
.bash_profile, .bashrc作成
エイリアス設定に必要なファイルは、.bash_profile
と.bash_rc
の二つです。
# 当該ファイルが存在するか確認
$ cat ~/.bash_profile
$ cat ~/.bashrc
もしNo such file or directory
と表示されたら、.bash_profile
, .bashrc
がまだ作成されてません。下記コマンドで新しく作っちゃいましょう。
# 新規作成
$ touch ~/.bash_profile
$ touch ~/.bashrc
.bashrcにエイリアスを書く
エイリアスは.bashrc
に書きます。
ターミナルからvi ~/.bashrc
と打ち、vimを使って記述します。
(※注)=
部分は詰めて記述してください。
alias dc='docker-compose'
(参考)viエディタの使い方
・入力する:i
(→ -- INSERT --
が下部に表示されたら入力OK)
・変更内容を保存::w
・vi閉じる::q
・変更保存して終了::wq
・変更保存せずに終了::q!
.bash_profileに.bashrcを読み込む設定を書く
エイリアスは.bashrc
に書くだけでは、反映されません。
別途、.bash_profile
に.bashrc
を読み込む記述が必要です。
.bash_profile
はターミナルを起動する度に読み込まれるファイルなので、
そこに記述することで.bashrc
がいつも反映されるようになる、ということですね👍
ではvi ~/.bash_profile
と打ち、最下部にsource ~/.bashrc
と記述しましょう!
# .bashrcを読み込む記述
source ~/.bashrc
.bash_profileの変更を反映する
先ほどの変更を反映させるために、ターミナル上で
$ source ~/.bash_profile
と打ちます。
これでエイリアスが設定できました!
正しく設定されたか確認
# 元々は $ docker-compose ps ですが…
$ dc ps
Name Command State Ports
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正しく設定できました!