※前回まではnoteや他の、解答解説付きの過去問でアウトプットしていたが, ここからは解答のみの教材を使っていくので、 自分なりの解説をつけていく.
Q81. 営業担当者が商談のボタンをクリックすると, 簡単な割引計算画面が起動する. この割引計算画面を作成するためにはどの自動化ツールを使用すればよいか?
解答: フロービルダー
解説
そもそもSalesforceにおけるフローってなんだけ, って思って以下の記事を読み, ついでにフロービルダーについても復習.
https://www.sunbridge.com/blog/column/salesforce-flow-builder/
設問の解答が「フロービルダー」となる理由としては, フロービルダーが対話型のフローを提供するところにある. ここでの対話型とは, ユーザーの入力に対する出力のことを"対話"と捉えているが, そのような複雑なビジネスプロセスに対応できるのが「フロービルダー」なので, 設問の解答となる.
Q82. 繰り返しタスクを追加することができない. これを実行できるように使用する2つのソリューションとは?
A. タスク通知サービスをオンにする
B. 共有アクティビティを無効にする
C. ページレイアウトにCreate Recurring series of Tasksフィールドを追加す る.
D. アクティビティ設定で定期的なタスクの作成を有効にする
解答: C, D
解説
Aについて, タスクの通知をオンにするだけなので違う.
Bについて, 共有アクティビティの設定は、複数の連絡先とアクティビティ(タスクやイベン
ト)を関連付ける機能に関連しており、繰り返しタスクの作成機能とは無関係.
Cについて, Salesforceで繰り返しタスクを設定にするには, 特定のフィールドをページレイアウトに追加する必要がある. "Create Recurring series of Tasks"フィールドを追加することでユーザーはテスクを定期的に発生するものにでき る.
Dについて, 定期的なタスクの作成を有効にすることは, 組織全体で繰り返しタスク機能を使用できるようにするために不可欠.
この設定を有効にしないと, 例えページレイアウトに必要なフィールドを追加しても, 繰り返しタスクを作成するオプションをユー
ザーに表示することはできない.
-- アクティビティについて 公式ヘルプ --
アクティビティとは, アプリケーション内の作業単位のこと.
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.mc_es_activities.htm&type=5
Q83. A社のユーザーは商談を作成しようとしている. カスタムピックリストフィールドに入力すると, ユーザーはエラーを受け取る. さらに, フユーザーが選択リストで2つの値のいずれかを選択すると, フィールドの上に異なるエラーメッセージが表示され, 保存されない. なぜ?
解答: ピックリストフィールドに矛盾する検証ルールがある.
解説
検証ルールに設定の矛盾がないかを確認することが, 設問のエラーに対する解決策になりそう.
例えば, 1つの検証ルールでは特定の数値を条件としているのに, もう1つの検証ルールでその値を禁止している, など.
Q84. 管理者がユーザーのサブセットへロールアウト中にChatterアクセス権を制限できるようにする2つのアクションは?
A. ユーザーのサブセットに対して「Chatterを有効にする」権限を持つ権限セットを作成.
B. ユーザーのサブセット用の招待メールを作成.
C. ユーザーのサブセットを会社全体のChatterグループに追加
D. ユーザーのサブセットに対して「Chatterを有効にする」ようにプロファイルを編集
解答: A, D
解説
Aについて, 「Chatterを有効にする」権限を持つ権限セットを作成し, それを特定のユーザー群に割り当てることで, 割り当てられたユーザーのみがChatterにアクセスできるようになる, といった権限の制御ができる.
Dについて, プロファイルはSalesforce内でユーザーの権限を管理する基本的な方法の1つであり, 特定のプロファイルを編集して「Chatterを有効にする」権限を設定することによって, そのプロファイルが割り当てられたユーザー群のChatterアクセスをコントロールすることが可能になる.
Bはただ招待メールを作成するだけで権限の制限には関係がなく, CはChatterグループにユーザーを追加することはできるが, Chatterへのアクセス自体を制限する方法ではないので選ばない.
-- ロールアウトについて 公式ヘルプ --
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.lex_plan_rollout_strategy.htm&type=5
Q85. 管理者は, ユーザーがネットワークの外部からSalesforceにアクセスできないように依頼された. 次から、 考慮すべき適切なものを選べ.
A. IP範囲を適用するには, すべての要求にログインIP範囲を適用する, を選択する必要がある.
B. ユーザーのプロファイルのU2Fセキュリティキーを制限して, ログイン時間を制限する.
C. ユーザーがネットワークの外部にいる時にログインできるよう, アクセス許可セットにシングルサインオンを割り当てる.
D. IPアドレスの制限は, プロファイルまたは組織に対してグローバルに設定される.
解答: A, D
解説
Aについて, 特定のIP範囲を定義することで, その範囲外からのアクセスを事実上ブロックする. この設定は, 組織内の全ユーザーに影響する.
Dについて, 特定のプロファイルに割り当てられたユーザーが, 定義されたIP範囲外からのログインを試みる場合, ログインがブロックされる.
BのU2Fセキュリティキーは2要素認証のデバイスの一種であり, IPアドレスに基づくアクセス制御とは異なるセキュリティメカニズムである. また, Cについては設問と逆を言っているのでそもそも間違い.
-- セキュリティキー --
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.security_u2f_enable.htm&language=ja&type=5
https://qiita.com/TaaaZyyy/items/346faa9be26d369adb5e
Q86. ユーザーがカスタムレポートを見つけられない場合, 管理者は何を確認すればいい?
解答: 新しいレポートタイプが展開されていることを確認する (展開は、おそらく「リリース済み」のことだと思う)
解説
カスタムレポートタイプを作成した後にそれを利用するためには, 展開するためのプロセスを経る必要があるので, 設問のような状況に陥ったら, レポートのリリース状況を確認する必要がありそう.
Q87. Salesforceを使用していない取締役会のメンバーに, メールアラートを送信するためのワークフロールールを作成したい. 1つのメールアラートに追加できるメンバーの数は?
解答: 最大5つのメールアドレスを追加できる.
解説
Salesforceユーザー, リード, 取引先責任者ではない受信者のメールアドレスを5件まで追加できる.
-- メールアラートアクション 公式ヘルプ --
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.customize_wfalerts.htm&type=5
Q88. 新規ユーザを作成する際, 管理者が必ず確認する必要があるものを3つ選べ.
A. マネージャが設定されている
B. ロールが設定されてる
C. ユーザー名がメールアドレスの形式である
D. ユーザー名がすべてのSalesforce組織で一意である
E. プロファイルが選択されている
解答: C, D, E
解説
Cについて, ユーザー名はメールアドレス形式である必要がある. これによってユーザー管理の標準化に役立ちそう.
Dについて, ユーザー名が一意生というのは, グローバルなセキュリティとアクセス管理の基礎を形成する.
Eについて, プロファイルはユーザーの実行できる操作を制御するので, 新規ユーザーを作成する際には適切なプロファイルが選択されていることを確認する必要がある.
AとBにいては, 必須事項ではないので非選択.
Q89. 管理者は取引先オブジェクトの組織全体のデフォルトオプションを実装している. このシナリオで管理者にとって正しいオプションはどれ?
A. パブリック読み取り / 書き込み / 転送
B. パブリック読み取り / 書き込み / 削除
C. アクセスなし
D. プライベート
解答: D
解説
取引先オブジェクトの組織全体のデフォルトオプションを「プライベート」と設定することで, Salesforce内のデータアクセスを最も厳格に制限できる. 他のユーザーは共有ルールが適用されたりアクセス権が共有されることによってそのレコードにアクセスできるようになるので, データ保護の観点から最も適切な選択肢はDである.
Q90. ユーザーがログインできない理由を特定するには, 管理者は何をすればよいですか?
解答: ログイン履歴を確認する
解説
ログイン履歴は, ユーザーのログイン試行に関する詳細な情報を提供するので, ユーザーがログインに成功したのか失敗したのか, またその理由などがわかる.