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RaspberryPiとAWS IoTの簡単接続

Last updated at Posted at 2020-04-29

RaspberryPiとAWS IoTの接続設定

基本的な接続方法はAWS IoTの開発ガイドに従うのが簡単だ。
ただし、2つの方法があり、両方試してみた。ここでは、簡単ではるかに早く設定できた「接続ウィザード」を使った方法を説明する。(準備ができていれば所要時間は約30分)

環境

  • RaspberryPi 3B:
    • Raspbian GNU/Linux 10 (buster)
    • Python 2.7.16 (default, Oct 10 2019, 22:02:15)
      • ここでは、AWS IoTのPython SDKを利用するため
    • gitが導入されていること
      • GitHubから、SDK(aws-iot-device-sdk-python)がクーロンされる
    • OpenSSL 1.1.1d 10 Sep 2019
    • インターネットに接続できる環境。(AWSのIoTサービスに接続できる)
  • AWSのアカウントがあること
    • AWS IoTサービスを利用する
  • 下記は2020年4月時点の手順です。

設定手順

  • PCからAWS IoTメニューに入る
    • オンボード選択
      • デバイスをオンボード
        • 開始方法をクリック
          • プラットフォームの選択
            • Linux/OSXを選択する
          • AWS IoT デバイスSDKの選択
            • ここでは、Python を選択する
          • 次へをクリック
          • モノの登録。RaspberryPiの名前を登録する。
          • 接続キットのダウンロード
          • connect_device_package.zipがダウンロードされる
            スクリーンショット 2020-04-25 18.41.01.png
  • PCにダウンロードしたファイルを解凍する
    • 解凍したディレクトリ名:connect_device_package
    • 以下のファイルがある
      • RaspberryPi_test.cert.pem
      • RaspberryPi_test.private.key
      • RaspberryPi_test.public.key
      • start.sh
    • READMEの記述によると、通信の暗号化はTLSプロトコルでX.509証明書が使用される
  • PCにダウンロードしたファイルをRespberryPiへ転送する
    • RaspberryPiに任意のディレクトリを作成する
    • PCからscpコマンドでディレクトリ毎、RaspberryPiへコピーする
      • PCのコマンドターミナルを開く
      • $ scp -r コピー元ディレクトリ名 ユーザー名@IPアドレス:RaspberryPiのパス
  • RaspberryPiのターミナルからコピーしたシェルを実行する
    • $ sudo ./start.sh
      • 筆者の環境では以下のエラーが発生した
        • start.sh: 19: ./start.sh: pushd: not found
      • start.shの1行目に #!/bin/bashを追加して再度実行する
        • gitからaws-iot-device-sdk-pythonがクーロンされる
    • クラウドと接続され無事MQTTサンプルアプリケーションが実行され接続の確認ができた!
      • 実行されるサンプルアプリケーションのディレクトリ:aws-iot-device-sdk-python/samples/basicPubSub
        • 実行されるサンプルシェル:basicPubSub.py

別の接続方法

  • AWS IoT開発ガイドの「AWS IoT Coreの使用の開始」から一つ一つ進めることも可能だ。
  • RaspberryPiとの接続の観点からは、メニューに「RaspberryPiでのAWS IoT Device SDKの使用」があるのがすばらしい。IoTデバイスまたは学習用として、RaspberryPiが普及しているからだろう。ただし、開発ガイドにPython SDKの解説がないのは残念なところか。今のところ、「RaspberryPiでのAWS IoT Device SDKの使用」メニューには、AWS IoT Device SDK for Embedded Cの使用とAWS IoT Device SDK for JavaScriptおよびNodeを利用するのみ。

以上、接続までの方法でした。2つの方法を試した経験から、「オンボード」メニューから設定する方がはるかに簡単であることがわかった。

考慮点

接続方法をいろいろ試していると、接続時にキーと証明書が合わないエラーが出てきた。opensslコマンドで確認する方法が便利だった。Qiitaリンク
pub/subプログラムによる接続確認は別のQiita記事で記述します。

参考資料

AWS IoTのPython SDKについてはGitHubにスクリプトの解説がある。

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