Alibaba Cloud の仮想サーバECSをバックアップする
ECSの隠れたメリット?
ECSの隠れた?メリットの1つは、ディスクのスナップショット作成機能が**『2019/04時点での日本リージョンでは』無料で提供されている**ことだと思います。
本来は有償のバックアップ機能(1ディスクにつき最大64個のスナップショット)が、今はタダで使えます。
検証時などは細かくスナップショットを取得したいですし、その費用が気にならないのはお得感があります。
ECSをバックアップする手段
ECSのディスクをバックアップしておく方法はいくつかあります。
・スナップショットを作成
・バックアップツールで、別契約のクラウドディスクをバックアップ先に設定
・カスタムイメージを作成しておく
スナップショットはサーバ稼働中にも取得でき、自動取得の設定もできるため簡単ですから、お勧めです。
スナップショットの仕組み
スナップショットはドキュメントでは「増分方式」と記載される、前のスナップショットからの増分(差分データ)のみが取得される方式が取られます。
一連のスナップショット(スナップショットチェーン)では、過去にコピー済みのデータはそれ以降のスナップショットでも参照されるため、単なる前回のスナップショットとの差分バックアップをする方法と比べ、効率が良いものとなっています。
詳細はドキュメントセンターの説明を参照してください。
増分方式スナップショットのメカニズム
良い点
・サーバなどが動作中でも取得が可能、私の環境では問題なく取れている
処理が遅延する等の注意事項はあります。
・各ディスクには最大 64 個のスナップショットを取得できる
スナップショットのクォータは、各ディスク毎に最大 64 個のスナップショットとなっています。
そこまで取得したことはありませんが、記載の通りですと、自動と手動を合わせて64回バックアップできます。
スナップショットの取得方法(手動の場合)
1) プロダクト > Elastic Compute Service を選択
2) ブロックストレージ > クラウドディスク を選択
3) スナップショットを作成したいディスクの「スナップショットの作成」をクリック
4) スナップショット名を記載し、OKボタンを押すと開始されます
5) スナップショットリストのステータスや進行度が更新されます
スナップショットの取得方法(自動の場合)
画面の出し方と注意点だけ記載します。
1) プロダクト > Elastic Compute Service を選択
2) スナップショット&イメージ > 自動スナップショット を選択
3) ポリシーを作成 ボタンを押す
4) 自動スナップショットのポリシーを設定する
注意
作成時刻で設定する時刻は**UTC8(北京など、中国時間)**です。
日本(UTC9)の時刻で設定したい場合は、作成したい時刻+1時間の設定にしておく必要があります。