randクレートをWasmに入れようとしたらはまった

#概要
Wasmの練習として、GAによる組合せ最適化を解いたら乱数生成（randクレート）をWasmにする所ではまった。
結論としては、Cargo.tomlからos_rngを外すために、以下の記載が必要となる。

rand = { version = "0.9.0", default-features = false, features = ["small_rng"] }

また、よくあるサンプルのうち以下の部分を変える必要がある。

    // let mut rng = rand::rng(); // NG
    let mut rng = SmallRng::seed_from_u64(0); // OK

公式には以下の記載があることは早々に確認したのだが、意外と苦戦した。default-features=falseも知っていたが、defaultのThreadRngからそれ以外に差し替えるという点に頭が回らなかった。
（rand_pcgならWasm化できることをCopilotが提案してきたので、実際にできることを確認した後Rngの再実装をし始めてた（結局、あきらめたが）。）

WASM support
Seeding entropy from OS on WASM target wasm32-unknown-unknown is not automatically supported by rand or getrandom. If you are fine with seeding the generator manually, you can disable the os_rng feature and use the methods on the SeedableRng trait. To enable seeding from OS, either use a different target such as wasm32-wasi or add a direct dependency on getrandom with the js feature (if the target supports JavaScript). See getrandom#WebAssembly support.

日本語の記事では以下の2つが非常に参考になった。

本題

成果物は以下。

GA部分の実装はGrok3がほぼ完ぺきにしてくれた。

免責事項

RustもWasmも最適化も、ぜ～んぶ初心者なので、信用しないでください。
(GAはユーザーとして使ったことはあるけれども）