807
801

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Docker 入門にはインストールなしで使える「Play with Docker」がいいと思う

Last updated at Posted at 2018-11-20

Play with Docker とは

Play with Docker (以下PWD)はブラウザで使えるクラウド上の使い捨て Docker 実行環境です。
PC に Docker をインストールする必要はありません。
必要なのはブラウザと Docker ID(Docker Hub のアカウント)だけです。

Play_with_Docker.png

起動するとブラウザ上にコンソールが開くのでここで docker コマンドや docker-compose コマンドが使えます。

Docker_Playground.png

こんな人にオススメ

  • Docker を使ってみたいけどインストールするのが面倒だと思っている人
  • 回線が遅すぎてイメージのダウンロードに時間がかかる人
  • Docker でローカルPC環境を汚すのが嫌な人

Play with Docker のここが凄い

  • ブラウザだけで使える
  • ポートが使える
  • sshが使える
  • gitが使える

ブラウザだけで使える

PWD を使うには ローカルPCにブラウザだけインストールしてあれば Docker が使えます。
ローカルPCを一切汚すことはありません。
ちなみにローカルPCに Docker をインストールして使う場合には結構環境が汚れます。

ポートが使える

PWD でコンテナを実行するときに-pオプションでポートを指定すると、外部からアクセスできるようになります。
PWD でミドルウェアを起動してローカルPCからアクセスするということができます。

Docker_Playground.png Welcome_to_nginx_.png

sshが使える

PWD の環境にはsshでアクセスできるので、scpでファイルを転送したりできます。

gitコマンドが使える

PWD の環境には git もインストールされているので、Docker Hub で公開されていないアプリでも GitHub から clone して使うことができます。

Play with Docker の注意点

  • PWD環境の制限時間は4時間です。4時間経過すると環境が削除されるので新たに作成しなおす必要があります。
  • セキュリティは考慮されていないので重要なデータを置くことはできません。

Play with Docker Classroom

Play with Docker ClassroomPlay with Docker を使いながら Docker の使い方を学習できるトレーニングサイト(英語)です。

Docker_for_Beginners_-_Linux.png

左側に説明があり、右側に PWD のコンソールが表示されます。

説明内のコマンドはクリックすると右側でコマンドが実行できるので、コマンドをて入力する必要はありません。

Docker_for_Beginners_-_Linux.png

ローカルPCに Docker をインストールして使うと環境が汚れる

世間一般では「Docker を使えば環境が汚れない」と言われていますが、実際には結構汚れます。

  • Docker をインストールする必要がある
  • イメージをダウンロード(pull)するのでディスク容量を使う
  • 消し忘れのコンテナが溜まる
  • ポートを使う

Docker の入門書などでは前半で--rmオプションには触れていないことが多いので、気づいたら大量のコンテナが作成されていたという経験をした人は多いはずです。

まとめ

  • PWD はブラウザで使える Docker 環境
  • PWD を使えばローカルPCの環境を一切汚さない
  • Docker をローカルPCで使うと環境が汚れる
807
801
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
807
801

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?