はじめに
Microsoft の Ink to Codeを使ってみました。(OS の言語を英語に変えたときに、たまたまダウンロードできたので…)
何ができるの?
- アプリの画面をお絵描き感覚で作成することができます
- 作成した画面を UI コードにエクスポートすることができます
使い方
使い方を簡単に記載しておきます。
メイン画面
Ink to Code を起動すると以下のようなメイン画面が表示されます。
-
サイドメニュー
- 描画に利用するメニューが提供されています
- ペン
- 消しゴム
- コントロールを整列させるための制約
- ルーラー(定規)
- Undo, Redo
- 拡大、縮小
- 描画に利用するメニューが提供されています
-
ツールメニュー(上部)
- プロジェクトの新規作成、ファイルのオープン・保存、アプリケーションの UI コードへのエクスポートメニューが提供されています
View を作る
View は長方形を描くことで作成できます。
View を作成したら、View の中にコントロールを描いていきます。以下のコントロールを描くことができます。
- Label
- Textbox
- Button
- Image
- Paragraph
Guide ボタンを押すと、各コントロールの描き方が表示されるので、参考にするとよいと思います。
コントロールの整列
手描きで描いた複数のコントロールを整列させることができます。サイドメニューの「Constraint Pen」を選択して、基準線を描いた後、基準線と整列したいコントロールを選択すると、コントロールを整列させることができます。
エクスポート機能
Ink to Code には、作成した View をアプリケーションの UI コードにエクスポートする機能が提供されています。以下の種類のアプリケーションの UI コードをエクスポートすることができます。
- Android 用の XML ファイル
- UWP 用の XAML ファイル
以下のサンプルを Android にエクスポートしました。
エクスポートした UI コードを Xamarin.Android プロジェクトに取り込んでみたのが、以下のスクリーンショットです。
ImageView
の src
属性と Button
の text
属性に適当な値を入れて、アプリケーションを実行した結果が以下のスクリーンショットです。
まとめ
- 良い点
- お絵描き感覚で View がデザインできる点
- 操作になれるのに時間がかかるかも
- お絵描き感覚で View がデザインできる点
- 改善してほしい点
- エクスポートしたコードに不要なタグが出力されているように見える
- 例えば、Android にエクスポートした場合に、不要と思われる
TextView
要素が出力されていた- 文字の編集、削除を何度か行っていたので、その残骸のようなものが残っているのかもしれない
- 例えば、Android にエクスポートした場合に、不要と思われる
- テキストのサイズ調整が難しい
- サイズを小さくする場合には、ペンで描きなおす必要がある
- テキストを書く時の認識制度がよくない
- OS が日本語環境だからかもしれませんが、英語、日本語ともに、なかなか認識してもらえません
- 途中で、文字入力はあきらめました…
- OS が日本語環境だからかもしれませんが、英語、日本語ともに、なかなか認識してもらえません
- エクスポートしたコードに不要なタグが出力されているように見える
- 追加してほしい機能
- コントロールの種類を増やしてほしい
- カラーパレットがない
- 手軽に View を描くことができるので、色も塗りたくなる
- Xamarin.Forms の XAML にエクスポート機能
- 複数の View が作成できるので、画面遷移も定義できるとうれしい
参考リンク
以下に参考になる YouTube のリンクを記載します。