Mac版QGIS(Openlayers plusgin)をProxy環境で利用する時の注意事項 #QGIS

Qiita初投稿。至らぬ点はご了承ください。

地図が専門というわけではないのですが、時折仕事でQGISを触ることがあります。
従来Windows環境で利用していたのですが、Mac環境に移行することになり、詰まったため備忘録として書き留めておこうと思います。
類似の事象でお困りの方がいましたら参考にどうぞ。

なお、QGISってなんだ、という方はqiitaの他の記事などを参照ください。

この記事が有用なのは

という方になります。

QGIS公式サイトからダウンローダーをダウンロードして、手順に従い

の順番でインストールを実行します。

すべてのインストールが正常に完了し、QGISを起動。

[QGIS > Preferences > ネットワーク]と進み、「ウェブアクセスにプロキシを使用する」にチェックを入れて、必要なプロキシ情報（「ホスト」「ポート」）を入れます。

その後、[プラグイン > プラグインの管理とインストール...]を選択し、OpenLayers pluginをインストールします。

が、この時（またはプラグインのレイヤーを追加して、画面を読み込もうとした際）、「プラグインは壊れています」「Pythonのエラーが発生しました」というようなメッセージが表示され、描画に失敗。
OpenstreetMapでもGoogleMapでも、地図を描画することができませんでした。

結構ハマって試行錯誤する間、なんパターンかエラーメッセージがあったのですが、最終的に解決のポイントになったのは、ネットワーク環境のプロキシ設定をする際、 認証が必要ないプロキシであっても、認証情報を設定する というのが決め手でした。

とういことで、先程のプロキシ情報を入力する画面で、なんでもいいので、ユーザ／パスワードの項目を適当な文字列で埋めてください。
ユーザのみ設定してもだめで、パスワードまで必要でした。

その上で、 Command+Q を押して、一度完全にソフトウェアを終了して、設定を反映し直して再起動してみてください。
ウィンドウを閉じるだけではうまく設定が反映されなかったので、必ずドックからアイコンが消えているのを確認して再起動を行うことが必要なようです。

以上で、Mac版QGISでも、無事OpenLayer pluginが使えるようになりました。

事象から考えるとどこかのバグだとは思うのですが、QGIS本体なのかプラグイン側なのかの判断がつかなかったので、プロジェクトへのコミットなどは出していません。
どなたか事象の再現と問題箇所の特定ができる識者の方におまかせしたいと思います。