SQL 関数と演算子について

記事内容

• 算術演算子の種類
• nullを含む演算
• 絶対値の取得
• 四捨五入
• 文字列の演算
• 日付と時刻の演算

関数と演算子

算術演算子の種類

算術演算子	意味	算術演算子	意味
+	足し算	*	掛け算
-	引き算	/	割り算
%	余り

-- 足し算
select 10 + 20;
-- 出力結果
30 

-- 割り算の余り
select 10 % 3;
--　出力結果
1

nullを含む演算

• nullとはデータが存在しないことを表す値

nullを含んだ演算結果はすべて null になるので注意

-- nullを足し算した場合
select 10 + null;
-- 出力結果
null

abs関数

• 絶対値の取得ができる
  • 数値の符号(+, -)を考えない、０からの距離の大きさを表す数値
    • 10の絶対値は10
    • -10の絶対値は10
    • 0の絶対値は0

-- -10の絶対値
select abs(-10);
-- 出力結果
10

round関数

四捨五入ができる

-- 構文
round(対象の数値, 丸めの桁数)

-- 小数第1位で四捨五入
select round(10.55, 0);
-- 出力結果
11

-- 少数第2位で四捨五入
select round(10.55, 1);
-- 出力結果
10.6

-- avg等の関数と組み合わせも可能
round(avg(price), 0);

concat関数

文字列の連結

-- 構文
concat(文字列1,文字列2,文字列3 ...);

-- 氏名の名前と名字を繋げて出力する場合 (' ' = 半角スペース)
select concat('foo', ' ', 'bar', 'さん');
-- 出力結果
foo barさん

日付と時刻の演算

コマンド	意味
current_date	現在の日時
current_timestap	現在の時刻
d + interval n day	n日後の日付
d - interval n day	n日前の日付
+ interval 'x hour'	x時間後の時刻
- interval 'x hour'	x時間前の時刻
ectract	日付や時刻の特定部分(年や月)までを取り出す

-- orders = 注文履歴テーブル
-- order_time = 注文日
-- year_month = 年月
-- year = 年

-- 3日後の日付を取得
select current_date() + interval 3 day;

-- 6時間後の時刻を取得
select current_timestamp() + interval 6 hour;

-- 注文日が2021年1月のレコードのみ取得
select * from orders where extract(year_month from order_time) = 202101;

-- 注文日が2021年のレコードのみ取得
select * from orders where extract(year from order_time) = 2021;

参考記事