51
51

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

ConoHaのVPSで複数台のローカルネットワークをかんたん構築

Last updated at Posted at 2014-01-18

##ConoHaって? 

  • GMOクラウドが提供するVPS
  • 月額976円〜でプライベートIP(最大2セグメント)も使える
  • とにかく萌え ※主観的感情

##格安でVPSのローカルネットワーク構築ができる
ロードバランサを構築しようと思った場合、
リバースプロキシとWEBとDB間をローカルネットワークで繋げるのが普通です。

練習がてら構築してみようと思ったものの、
月額980円でローカルネットワーク対応のVPSがあまりない!

SAKURA VPSはローカルネットワーク対応してるけど
3ヶ月単位の支払いになるから、初期負担が多いなぁ…と思った私に
ぴったりなVPSがありました。

##ConoHa

スクリーンショット 2014-01-18 14.02.04.png

サイトトップの説明文引用

ConoHaとは、VPSのお手軽さとクラウドの拡張性を備えたサービスです。
通常のレンタルサーバーとは異なりOSレベルから好みのものを選択して利用でき、
一般的なVPSよりも複雑な複数台構成のサービスも構築できます。
IPv6に対応することで最新のネットワーク環境にもキャッチアップが可能です。

ふむふむ、どれぐらい拡張性が高いかというと

  • ローカルネットワークの構築が無料で可能(1Gbps)
  • ローカルネットワークはサブネット24帯で2セグメントまで設置可
  • IPv4、IPv6のアドレス追加が可能
  • 任意のISOイメージを使用可能

すげー!!!ISOイメージまで使用できるなんて(:_;)
1つイメージを作っておいて、サーバー追加するときはそれをコピーすれば楽々!

お手軽さはというと

  • 最低利用期間は30日間
  • 無料お試し期間は15日
  • 最安プランは月額976円
  • CPU:2Core
  • HDD:100GB
  • メモリ:1GB

で、きになるベンチマークは下記サイトが紹介していました。

ConoHa VPS 1GプランのUnixBench を実施して計測し、さくらのVPS、お名前.com VPS(KVM)と比較してみました。

上記サイトから引用

conoHa VPS は、お名前.com VPS(KVM) と さくらのVPS のちょうど中間のようです。
UnixBenchが全てではありませんが、まあまあ、良い感じです。

スペック良し!ローカル良し!萌え良し!
さっそく契約してみました。

萌な電話認証

ConoHaは電話認証を行うことでVPS契約が可能になるのですが
音声ガイダンスがなんとアニメ声!
そんな展開になるとは予想もしない電話認証のページ ▼

スクリーンショット 2014-01-18 11.45.59.png

電話認証は3分ほどで終わります。

ちなみに、アニメ声の正体はConoHaのキャラクター「美雲このは」

cono_img02.gif

13歳ぐらいで座敷童子の一族の末裔で
「みんなのデータを守る電子の座敷童子」と心に決めているそうです。

このはちゃんから障害アラートメールが届くなら
深夜でも全然苦にならないかも…

Conohaの管理画面

スクリーンショット 2014-01-18 11.53.54.png

とっても使いやすい管理画面です。AWSの管理画面をより洗練したようなUIな気がします。

VPSの追加画面

VPSの追加は3クリックほどで終わります。

スペックを選ぶ → 確認画面 → 完了

スクリーンショット 2014-01-18 11.48.28.png

##ConoHaのVPSへSSH接続

接続したいVPSを管理画面のサーバーリストからクリックすると
WEBブラウザから接続できるコンソールが立ち上がります。

スクリーンショット 2014-01-18 15.38.39.png

画面下にあるSSH Private Keyをクリックすると秘密鍵がダウンロードされます。

![スクリーンショット 2014-01-18 15.39.11.png](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/29861/1c6e1052-722d-073b-a828-cb750e536db8.png "スクリーンショットスクリーンショット 2014-01-18 16.07.44.png

開発環境のSSHのconfigに上記の「接続先」「ユーザ名」とダウンロードした鍵のパスを記載する

~/.ssh/config
Host rp01
  HostName consoleXXXX.cnode.jp
  User XXXXX
  Port 22
  IdentityFile ~/.ssh/XXXXX.key

SSH接続してサーバーにログインできるか確認

$ ssh rp01

[Enter `^Ec?' for help]

CentOS release 6.4 (Final)
Kernel 2.6.32-358.11.1.el6.x86_64 on an x86_64

XXXX.XXXX.static.cnode.jp login: root <-
Password:

[root@XXX-XXX ~]#

※ユーザー名はroot、パスワードは契約時に入力したもの

##ローカルネットワークの構築方法

めんどうなNIC設定は不要!管理画面から設定可能です。

まず、ローカルネットワークを設定したいVPSを停止させます。

スクリーンショット 2014-01-18 16.33.20.png

メニュー > サービス > ローカルネットワークをクリック

スクリーンショット 2014-01-18 16.07.44.png

ネットワーク作成の確認画面が出る。

スクリーンショット 2014-01-18 16.07.55.png

セグメントは3つから選択可能。契約上は2セグメントまでとなっている。
料金表のリンクがあると有料のように見えるがもちろん無料。

スクリーンショット 2014-01-18 16.08.07.png

確認を押して次へ進むと、ローカルネットワークの完成!

スクリーンショット 2014-01-18 16.11.09.png

ホストアドレスの割り振りは11〜254までとなっている

スクリーンショット 2014-01-18 16.12.15.png

サーバーリストからローカルネットワークを追加したいサーバーを選択し、
そこから ネットワーク > 歯車アイコンの「設定」をクリック

スクリーンショット 2014-01-18 16.26.25.png

1Gbpsのローカルネットワークが完成!
このはちゃん、ありがとう!

スクリーンショット 2014-01-18 16.30.26.png

サーバーを起動させ、下記コマンドを実行してeth1が増えていたら成功

[root@XX-XX]# ifconfig -a

eth1      Link encap:Ethernet  HWaddr XX:XX:XX:XX:XX:XX
          BROADCAST MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:0 (0.0 b)  TX bytes:0 (0.0 b)

lo        Link encap:Local Loopback
          inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
          inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0
          RX bytes:0 (0.0 b)  TX bytes:0 (0.0 b)

eth1にプライベートIPアドレスを設定

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
DEVICE="eth1"
HWADDR=“XX:XX:XX:XX:XX:XX"
BOOTPROTO="static"
IPADDR="172.16.0.12"
NETMASK="255.255.255.0"
NM_CONTROLLED="no"
TYPE="Ethernet"
ONBOOT="yes"

ついでにホスト名も変更

/etc/sysconfig/network
HOSTNAME=rp01
NETWORKING=yes

ネットワークをリロードしてifconfigで確認

[root@XX-XX]# service network reload
[root@XX-XX]# ifconfig

eth1      Link encap:Ethernet  HWaddr XX:XX:XX:XX:XX:XX
          inet addr:172.16.0.11  Bcast:172.16.0.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: XX:XX:XX:XX:XX/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:20 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:13 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:1320 (1.2 KiB)  TX bytes:810 (810.0 b)

同じ手順で別サーバーも設定し、ローカルIP宛にpingがお互いに通ればローカルネットワーク環境の構築完了!

##使ってみた感想

SakuraとDTIの管理画面しか触ったことないですが、ConoHaの管理画面はとても扱いやすいです。
次はRailsのアプリを入れて、ロードバランサを構築してみます。

201307101438075120.gif]

51
51
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
51
51

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?