GPTsが世に出てからしばらく経ってしまいましたが、気になったGPTs使ってみましたのでレビュー。
①Paper Interpreter(Japanese)
どんなGPTs?
論文の解説をしてくれるGPTsです。
使い方
論文のPDFをアップロードするだけです。英語版もありましたが、日本語用のGPTsもあったのでこちらを使ってみました。(制作者は日本の方で、日本語版のリリースが先らしいです)
図やグラフに関しても説明してもらうことが可能だそう。
実際に使ってみた
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsaisigtwo/2023/SWO-061/2023_10/_article/-char/ja
今回はこちらの論文を参照させていただきました。
pdfを投げるだけで解説を始めてくれました。
単にchatGPT(gpt4)を使うより優れている点は?
確かにありがたいサービスではあるのですが、
わざわざGPTsにする必要もあるのかな・・、chatGPTに「この論文を解説して」と言えば済む話では?と素朴な疑問を持ってしまいました。
このGPTsの制作者の方のnoteを拝見したところ、今回の論文では「要旨」のみの出力でしたが(10ページ程度の論文だからでしょうか)、一番の利点は以下かなと思いました。
一貫した形式で回答
「要旨、背景、方法、結果、議論、制限、応用可能性」という一般的な論文形式で回答するよう設計しているので、毎回指示する手間が省けます。
https://note.com/daichi_konno/n/nb1f1ac368a30
こちらのGPTsはアクセス数世界6位にもなっているみたいですね。
「論文」というと腰を据えて読むもののイメージが強いですが、今後は気軽に読める時代になりそう。
②GPT Teacher
どんなGPTs?
アップロードされたpdfの中からクイズを出してくれます。ユーザの理解度に合わせて難度を柔軟に変えながら教えてくれる先生です。
使い方
特に説明が書いてなかったので、直接使い方を聞いてみたところ、使い方は以下のようです。
- pdfをアップロード
- GPTsが簡単な要約+ユーザーの理解度に合わせてクイズを出題
- 詳細な解説
実際に使ってみた
先ほどと同じ論文で実際に使ってみました。
pdfをアップロードしたら簡単なあらすじとクイズを出してくれました。「日本語で」とお願いしたら日本語訳してくれたので助かりました。
感想
今回は論文でやってみましたが、例えば数学の資料をpdf化してアップロードすればテスト勉強にもなりそうですね。学生時代、どうしても理解できない内容があったときに重宝しただろうな・・と思いました。今後の勉強にも使っていきます。
FeedAI
どんなGPTs?
SNS投稿用の文章と画像を生成してくれるGPTsです。
以下のような用途で使用できます
- 〇〇に関する投稿を作成する
- ランダムなソーシャルメディア投稿を生成する
- アップロードした画像の説明を作成する
使い方
「〇〇に関する投稿を作成して」などと入力するだけ。
ちなみに、日本語で対応してくれなかったです・・(v2.0なので今後対応するかなあ)
実際に使ってみた
〇〇に関する投稿を作成する
猫に関する投稿を作成。dalleらしい画像の生成とともに、「猫の友達と一緒に、太陽が降り注ぐ静けさ」となんともシャレオツな文章が生成されました。
ランダムなソーシャルメディア投稿を生成する
ランダムなソーシャルメディア投稿を生成。こちらも画像と、「自然の最初の光の静けさを感じてください」という文章が生成されました。
アップロードした画像の説明を作成する
うまく撮影できた渾身の1枚で説明を作成してもらったところ、以下の文章ができました(翻訳のまま)。
自然の風味がするキノコとハムの風味が効いたこのクリーミーなパスタ料理で、シンプルなイタリア料理を味わってください。ハーブをふりかけると、この定番のホッとする料理に最後の仕上げが加えられます。
以前使用したときよりgptの精度あがったなあと感心。ほぼ真実を文章にしてもらえました。
SNSに利用するには?
インプレッションが稼げそうな画像を生成してもらうことは可能なのでしょうか。
「軽いジョークを交えた説明を生成して」とお願いしてみました。
ダイエットを続けようとしているのに、パスタがこれほど美味しければ、その日は「パスタのような」贅沢な一日になることがわかります。
ちょっとアメリカンジョークがわかりませんが、まだまだ伸び代がありそうですね・・(画像も難しいものをチョイスしてしまったか・・)
gptの精度が上がれば、インプレッション稼ぎに有効なGPTsが現れる日も遠くないかも。
おわりに
私の周りでも、chatGPTは使ってみたいけど使い道がわからない、という声を聞いたことがあります。なんでもできると何をすればいいかわからないものですよね。
しかし、用途が限られたGPTsなら利用しやすいのではないでしょうか。
今回の記事がぜひ参考になれば嬉しいです。自分でもGPTs作ってみよう・・