1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

文系SEがWindowsPCにをWSLをインストールして簡単Linux環境を構築した話

Last updated at Posted at 2024-06-06

前置き

Linuxの勉強をするために、実行環境を構築しようと思ってる方は多いと思います。

VMwareやVirtulBOXをインストールして環境構築する方もいると思いますが、今回はWSLをインストールしてささっと環境を準備したため、手順を残したいと思います。

私のPCはWindowsOS 11です。
手順はWin10,11どちらでも問題ない手順になります。

共有
WindowsOS 11ユーザ向けに共有です。
Win11は下記作業を一気にスキップする手順もあります。
記事後半の参考2を参照してください。

WSLとは

「WSL(Windows Subsystem for Linux)」とは、Windows上で動作するLinuxの実行環境です。

WSL1のベータ版が2016年8月に、正式版が2017年10月に公開されたあと、2019年2月にはWSL2が公開されています。

こちらはMicrosoft社によって提供されています。

WindowsOS上でLinuxを動作させるにあたり、いちいちOS再起動が不要です。
つまり、普段通りにWindowsを使用しながら、アプリ起動するような感じで簡単に実行環境をスタートできます。

構築イメージ
image.png

導入手順1 インストール準備

Windows機能の変更を実施します。

  1. コントロールパネルを開きプログラムを選択
    image.png

  2. プログラムと機能を選択
    image.png

  3. Windowsの機能の有効化または無効化を選択
    image.png

  4. 「Linux用サブシステム」「仮想マシンプラットフォーム」を選択しOK
    image.png

  5. OSを再起動する

導入手順2 WSL2Linuxカーネルをインストール

  1. ブラウザで下記サイトにアクセスし 「x64マシン用WSL2 Linuxカーネル更新プログラムパッケージ」 をクリックして、インストーラをダウンロードする
    パッケージDL先サイト:Microsoft公式ページ

image.png

  1. ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして起動
    image.png

  2. Nextをクリックしてインストールする
    image.png

「アプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」 とダイアログアが出るため 「許可する」 を押してください。
押下するとすぐに処理が終わりるため 「Finish」 を押して画面を閉じます

導入手順3 WSLを既定のバージョンで利用できるようにする

  1. 「Windows」+「R」キーを押す

  2. 「ファイル名を指定して実行」メニューが表示されたら、検索欄に「cmd」と入力し、「OK」をクリックする
    image.png

  3. コマンドプロンプト(黒い画面)が表示されたら、以下コマンドを入力し「Enter」キーをクリックする

wsl --set-default-version 2

image.png
image.png

結果
「この操作を正しく終了しました」と表示されればOKです

導入手順4 ディストリビューションをインストール

今回はMicrosft Storeから Ubuntuをインストールします

「Ubuntu(バージョン無)」をインストールするとバージョン22.04.3がインストールされます

  1. Windowsの「スタートボタン」→「Microsoft Store」と進む

  2. 検索欄に「ubuntu」と入力して検索を実行する

  3. 検索結果の中から「ubuntu」を選択して、次の画面で「入手」をクリックする
    ※Ubuntuのバージョンは好きなバージョンを選択してください

  4. インストールが終わったら開くを押下する

image.png

image.png

Ubuntu初期設定

  1. 開くボタンを押下後、ターミナルが表示されるため以下表の内容3点を設定する

  2. 入力後設定したユーザでログインされる

設定登録
項番 設定 説明
1 「Enter new UNIX username」 新しく作成するユーザー名を入力します
2 「New password」 パスワードを入力します
3 「Retype new password」 同じパスワードをもう一度入力します

image.png

~インストール手順終了~

参考1 ディレクトリ操作

VurtulBOXなどで作成した仮想環境とファイル共有をしたい場合、ホストOS環境(Win環境)と仮想(Linux環境)のフォルダおよびディレクトリをマウント設定するか、WinSCPなどのOSSソフトを使ってGUIからファイル移動するなどになってきますが、WSLで環境を構築するとWindowsのエクスプローラに構築したLinux環境のPathが自動的に生成されます!
タックス君(Linux公式ペンギン🐧)のアイコンが目印です。
image.png

参考2 Windows11で速攻構築

Windows11の場合、コマンドプロンプトからコマンドを1つ実行するだけで上記手順を一括完了できます!

wsl --install

以下実行内容
・「Linux用Windowsサブシステム(WSL)」と「仮想マシン プラットフォーム」を有効化する
・WSL2用Linuxカーネルをダウンロード・インストールする
・WSL2を既定のバージョンとする
・Ubuntuディストリビューションをダウンロード・インストールする

上記コマンドを実行すると、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」とダイアログが表示されます。(2回表示されます)
2回とも「はい」を押下してください。
コマンドプロンプト上でインストールが始まります。

参考3 Windows Terminalで起動する

通常起動時にはコマンドプロンプトやPowerShellから起動する必要になりますが、Windows Terminalを使うと、WSL2を1つのタブから切り替えて実行可能です。

  1. Microsoft Storeを起動して「Windows Terminal」を入力し検索する
  2. 入手を押してインストールする
  3. インストール完了後、「開く」をクリックする
    image.png

Windows11は最初からWindows Terminalがインストールされています。Windows10のように、改めてインストールする必要もありません。

以上で作業は終了です。お疲れ様でした。

皆様の学習の参考になれば幸いです。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?