前置き
こんにちは!
今回はLinuxの、デバイスの容量確認を行いたい時にさっと確認する方法をまとめます。
<背景>
Linuxサーバでツールを実行しようとしたところ、エラーが発生しました。
原因はディスク容量不足でした。
duコマンドを使って容量を確認することにしました。コマンドの意味とオプションについて、簡易的ですがまとました。
コマンド実行
使用するコマンドはduコマンドを使います。
# 指定されたディレクトリ内のすべてのサブディレクトリやファイルの使用量をリストし全体のディスク使用量を表示する
du
# 結果例
4 ./hp/tmp
8 ./hp
504 ./audit
---以下格納されているファイルおよびディレクトリ分表示---
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オプション紹介
本記事では -s -h について紹介します
# -sについて
→指定したディレクトリまたはファイル自体の合計のみを表示
→Pathを指定しなければカレントディレクトリの容量を出力する
du -s
# 結果例
5740928 .
# -hについて
→出力結果を(KB, MB, GBなど)で表示します。
→通常、du の出力はブロック単位で表示されますが、-h を使うとサイズが適切な単位で表示されます。
dh -sh
# 結果例
5.5G .
指定したディレクトリの容量を確認する
# /var/log/配下の各ディレクトリおよびファイル容量を確認する
du -sh /var/log/*
#結果例
.0K /var/log/CertInstallTool
216K /var/log/SkyProduct
4.0K /var/log/alternatives.log
4.0K /var/log/alternatives.log.1
4.0K /var/log/alternatives.log.2.gz
4.0K /var/log/alternatives.log.3.gz
4.0K /var/log/alternatives.log.4.gz
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メモ
・コマンドを実行するPathや対象のファイルによっては権限によって管理されている
→sudo コマンドを頭に付けるかroot権限で実行する
・*はワイルドカード
→logディレクトリ以下全てを対象にする意図でつける
ファイルの削除
容量が大きく不要ファイルは削除する
# ファイルを削除
rm /var/log/削除ファイル
ファイルを圧縮
容量が大きく保存しておくファイルを圧縮し容量を抑える
# ファイルを圧縮
gzip /var/log/圧縮対象ファイル
注意
gzipを使って対象とする元ファイルは削除されます。
削除後.gz拡張子で圧縮されたファイルが生成されます。
実行前にcp コマンドを使てバックアップしておきましょう。
該当ファイルの検索
一定の容量を超過したファイルはどんなファイルがあるのか調査する際に使えます。
# 100Mbyte以上のファイルを検索する
sudo find /var/log -type f -size +100M
参考
・findコマンドで検索する
・探したい階層Pathを指定する
・typeオプションでファイルを指定する→f = ファイル
・検索対象のファイルの条件を決める
→size = サイズ
・サイズ容量を指定する
→100M(+をつけると以上、-をつけると以下)
以上です。
Windowsではタスクマネージャーを起動して確認することが多いと思いますが、LinuxではCLIベースで確認していきます!