#はじめに
これはpythonを用いてソルバーを扱いたい学生向けと考えて書いています.(CPLEXの使用法自体には述べていないので,それを求めている場合ならBack to Googleしてください.)
CPLEXってなーに
簡単に言えば,有償ソルバーです.
CPLEXは、IBM社が提供する商用の数理最適化ソフトウェアです。(アカデミック版は無料)
IBMの提供する最適化ソルバーってことです.学生なら無料で使える.
一時期学生版ダウンロードできなかったらしいけど,今はできる(2019.12.15情報)
1アカデミックメールアドレスで1アカウントつくることができて、1アカウント毎に1回だけダウンロード、インストールできる。慎重にダウンロードしよう。
事前準備 on windows
個人的に躓いたポイントはここ.
PythonでCplexを使うなら.Pythonは64bit版の3.6か3.7をインストールしてください.
cplexのwindows対応版が64bitなので,なぜか次項のconvert.pyまではうまくいくし,
pip listの時点ではしっかりcplexと表記が出るけど,
import cplex
でエラーが出る.
エラーは
%1は有効なwin32アプリケーションではありません
だったと思う.
CPLEXのダウンロード
Cplexは本来有償版だが,学生アカウントを作成すればインストールできる.
私はここを参考にしてインストールした.
【学生版】CPLEXのインストール手順に関する情報があまりなかったので書いてみた
数年前だとIBM Download Directorとか入れなあかんかったっけ…??という所感…
Pythonライブラリとして適用
cplexのフォルダ構成はこのようになっている(一部抜粋) C:\Program Files\IBM\ILOG\CPLEX_Studio1210\以下部分.
構成内に大量のsetup.pyがあるから要注意(引っかかった)
cplexを導入する場合,上図の〇のどちらかを実行しなければならない.
python3.7ならディレクトリ3.7配下のsetup.pyを実行する.
>>> python setup.py install
終わったら,pip listを表示してcplexがライブラリとして登録されていることを確認する.
参考サイト:PythonからCplexを呼び出す
一応終わったらターミナルでもpythonでimport cplexを確かめよう.