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Android でも Android アプリを開発したい(デバッグ編)

Last updated at Posted at 2020-02-26

はじめに

Android でも Android アプリを開発したいの続きです。
デバッグを行うためのツール、adb のインストールから実際に Android Studio を使ってデバッガを起動するところまでを記載します。

注意点

PCが一台必要です。Android 単体では実施できません。
今回は Windows を使った手順を紹介します。

Android はWifiでルータ等に繋がっている必要があります。

Ubuntu の画面表示には XSDL を使用している前提で記載しています。

SDK Platform Tools のダウンロード

Windows で以下のサイトを開いて、SDK Platform Tools をダウンロードして解凍して下さい。

解凍すると platform-tools フォルダに adb.exe ファイルがあるはずです。
後で adb.exe を使用します。

USBドライバのインストール

Windows に USB ドライバをインストールします。
後で Windows と Android 端末を USB ケーブルで接続しますが、
Windows から Android 端末を認識するために USB ドライバを使用します。
Android 端末を開発している会社ごとにドライバーが異なるため手順を書ききれません。
丸投げになりますが、以下のサイトを参考にインストールしてください。

USB デバッグの有効化をオンにする

Android 端末で開発者向けオプションをオンにしてから、USB デバッグの有効化をオンにします。
有効化するとデバッグモードで動作し、プログラムの途中で停止したりできるようになります。
Android 端末ごとに手順が違うので、書ききれないため以下のサイトを参考にして下さい。

Ubuntu に adb のインストール

Android 端末で UserLAnd または Termux の Ubuntu を立ち上げて LXTerminal 等から以下のコマンドを実行して adb をインストールして下さい。


# adb を Ubuntu にインストール(Termux の場合は sudo は不要です。UserLAnd の場合は sudo が必要です。)
sudo apt install -y adb

# adb をコピーして Android Studio から使えるようにする
cp /usr/bin/adb ~/Android/Sdk/platform-tools/

Android 端末をWifi経由でデバッグできるようにする

USB ケーブルで Windows と Android を接続して下さい。
ダイアログが出るのでOKボタンを押して下さい。

Windows マークを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択してください。
名前 の入力欄に cmd と入力し Enter キーを押してコマンドプロンプトを立ち上げてください。

以下のように adb コマンドのある platform-tools ディレクトリまで cd コマンドで移動し、adb を使用して Android 端末にWifi経由で接続できるようにしてください。


# D:\platform-tools_r29.0.6-windows\ に platform-tools がある場合。ご自分の指定した解凍先に合わせて適宜読み替えて下さい。
cd D:\platform-tools_r29.0.6-windows\platform-tools

# Android 端末をWifi経由で接続できるように設定する
adb tcpip 5555

adb を実行し「restarting in TCP mode port: 5555」と出たら USB ケーブルを外して下さい。
ここで行った設定は Android を再起動するまで有効になります。

デバッガの実行

Ubuntu のデスクトップ環境を立ち上げ、それから Android Studio を立ち上げます。
(もし既に Android Studio を立ち上げてあった場合には一旦、終了してから立ち上げ直して下さい。)
メニューの下のコンボボックスの中に Android 端末名が出ていたら成功です。デバッグが可能な状態になっています。

実際にデバッガを試してみましょう。

まず適当にプロジェクトを生成したら、MainActivity.java を開いて下さい。
onCreate メソッドが見えるはずです。
メソッド内の1行目、super.onCreate~ と書かれている行、の左側の行番号の書かれている箇所の右側をクリックして下さい。丸が付いたでしょうか。この丸の位置で実行中のプログラムを一時停止しします。

続いてメニュー下の Android 端末名の4つ程右側のボタンに虫のような形をしたものがあります。その虫ボタンを押して下さい。
しばらく待つと、アプリが立ち上がり、Waiting For Debugger と出ます。
この時に Force Close は押さないで下さい。

Android の通知領域を開いて XServer XSDL is running をクリックします。(右側の Stop は触れないように気をつけて下さい)
Android Studio に戻り、しばらく待っていると Waiting For Debugger が自動的に消えてデバッグを開始します。
先程、丸を付けた行で停止しているはずです。

以上でデバッグを行うことが出来るようになります。
エミュレータが不要なのは利点と言えるかもしれません。

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