1.LODの理解
LODとは
・LOD=Level of detail=詳細レベル=粒度
何のLODなのか
以下の3つがあるが、それぞれを理解することが重要。
これが理解できればLOD計算(FIXED,INCLUDE,EXCLUDE)がわかる。
①データのLOD
②VizLOD
③LOD計算
①:データのLOD
・元データの1行1行のこと
②:VizLOD
・Tableau内のビジュアライゼーション(Vizと言います)でのLOD(粒度)
※わかりやすくいうと、Viz上に配置したディメンション
(列シェルフ、行シェルフ、色、サイズ、ラベル等)
・例えば、下図のビジュアライゼーションのVizLODは「カテゴリ」×「出荷モード」です
③:LOD計算(LOD expression,LOD表現)
・VizLODに関係のない粒度で計算をしたい場合に使用するのがLOD計算
(このVizLODにないディメンションで集計を使うことができる)
2.LOD計算の種類
LOD計算の種類⇔VizLODとの関係性(集計粒度)
・FIXED:VizLODの存在を無視して計算(つまりVizに対して独立)
・INCLUDE:VizLOD+INCLUDEで計算したディメンションで計算(つまりVizに加えてINCLUDEの粒度を加える)
・EXCLUDE:VizLOD-EXCLUDEで計算したディメンションで計算(つまりVizからEXCLUDEの粒度を除外)
3.LOD計算式
例1:{ FIXED [カテゴリ]:SUM([売上])}
例2:{ INCLUDE [カテゴリ]:SUM([売上])}
例3:{ INCLUDE [顧客区分]:AVG([売上])}
LOD計算式の書き方
・{から始める
・FIXED、EXCLUDE、INCLUDEを計算フィールドにタイプする
・ディメンションが複数ある場合は間にカンマを入れる
・その後、コロン”:”をつける
・集計関数を入れる (SUM(), AVG(), MIN(), etc.…)
・}で閉じる
4.LOD計算の中間テーブル(裏側のテーブル)
FIXEDの中間テーブル
INCLUDEの中間テーブル
EXCLUDEの中間テーブル
参照させていただいたサイト