はじめに
Workatoでは、ほとんどの場合においてはコネクタから提供されるOutput Schemaのデータピルを利用して目的の値を取得することが出来ますが、連携先アプリケーションの契約プランの違いによってスキーマが拡張されたり、カスタムフィールドの増減によってスキーマが動的に変化するようなケースなど、Output Schemaで定義された(コネクタ内部で事前定義された)スキーマとは異なるものがアプリケーション側から結果として返された場合、データピルを利用して目的の値を取得できない場合があります。
このような値を取得する方法はいくつかありますが、その1つであるformula(関数)を利用して、特定のキーの値を取得する方法についてご説明します。
方法
特定のキーの値を取得したい
赤枠で囲んだ部分を取得したい場合、Workatoでは次のformulaを入力することで取得することができます。
Formula
以下いずれかの方法で取得することが出来ます。
Step ? output
を指定した場合は、そのコネクタのルートを起点として記述します。
特定のデータピルを指定した場合は、指定されたデータピルを起点として記述します。
リスト内のキーを取得したい
以下は、blocks
というリストの中にある type
というキーの値を取得したいケースになります。
もし取得したいリストのインデックスが決まっていれば、Formulaを次の通り入力することで目的の値を取得することができます。
Formula
例えば、0番目のインデックスに含まれるキーの値を取得する場合は、次の通り記述します。(いずれかの方法で対応します)
なお、以上の方法では特定のインデックス内のキーの値は取得できますが、全てのインデックス内のキーの値を取得することはできません。この方法については次回にでもご説明します。