はじめに
Workatoには、カスタムコネクタ(Connector SDK)という機能があります。本機能を利用することで、Workato標準で提供されていないコネクタをRuby言語(Rubyサブセット)を用いて独自に開発し、Workato上で利用することができます。
また、Workatoにはコミュニティライブラリという機能があり、Workatoユーザー、あるいはベンダーによって作成されたレシピやカスタムコネクタが公開されています。コミュニティライブラリを活用することで、公開されたレシピをもとにユースケースに応じたレシピを短時間で構築することや、自社で利用するアプリに対応するカスタムコネクタがコミュニティライブラリ上で公開されていれば、独自にカスタムコネクタを開発することなく、それをインストールしてレシピで利用することができます。
今回は、作成したカスタムコネクタをCommunity Libraryへ公開するまでの手順について解説します。なお、カスタムコネクタの開発方法についてはここでは割愛します。
手順
1.コネクタを開発する
2.「Share」タブをクリックし、「Share version XX」をクリックします。
3.「Edit」をクリックします。
4.コネクタの説明を書きます。
マークダウン形式でカスタムコネクタの説明を書くことができます。このコネクタがどのようなコネクタであるのか、何が出来るのかを分かりやすく記述します。また、日本国外のユーザーの利用も想定し、日本語とあわせて英語による説明も記述します。
5.「Publish connector」をクリックします。
6.コミュニティライブラリへの登録情報を設定します。
- App: コネクタと連携するアプリの名称
- Category tags: コネクタに関連するカテゴリ
- Search keywords: 検索キーワード
- Prevent direct installation: 自社サイトを経由してインストールしたい場合に有効化(オン)にする 例:コネクタのソースコードを公開せずにカスタムコネクタをCommunity Library上へ公開したい場合