はじめに
WorkatoでLookup tableを利用する際、将来的な利用を想定し、以下のように間の列を飛ばして定義したくなる(例えば、1列目, 2列目, 10列目を有効な列とし、3~9列目を無効な列として定義したくなる)場合があります。
しかし、このような列の定義は、思わぬトラブルを引き起こすためお勧めしません。具体的には次の問題が生じる可能性があります。
発生する可能性のある問題の例
1.CSV出力における問題
この状態で「Download as CSV」をクリックしてCSVを出力すると、3~9列目が空列で出力されるのではなく、1,2,10列目のみが出力されます。これが意図した結果であれば問題ありませんが、そうでない場合は注意が必要です。
2.Recipe Lifecycle Managementにおける問題
Recipe Lifecycle Managementにて以下のようなManifestを作成し、レシピとLookup tableをエクスポートしてみます。
インポート後にLookup tableを確認すると、10列目が空になっていることに気づきます。
元々10列目に存在した値はどこに行ってしまったのか・・・3列目を有効化すると、10列目にセットされていた値が3列目にセットされている(列がずれてセットされてしまっている=意図しない結果となっている)ことが分かります。
Recipe Lifecycle Managementで発生する問題は、開発環境(あるいはステージ環境)から本番環境へのデプロイにおいて支障を来す問題にもなります。このような問題を避けるためにも、Lookup tableにおいて、列を飛ばす定義は避けていただくことをお勧めします。