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Slack:絵文字の名称を変更する(Enterprise Grid)

Last updated at Posted at 2024-06-18

はじめに

Slack Enterprise Gridは、他のプランに比べてセキュリティやガバナンス、コンプライアンスに効果的な機能が充実しています。

Slackを組織で運用していると、自社のガイドラインから外れた使われ方が行われるケースがあります。このようなケースにおいて、なるべく速やかにガイドラインに沿った運用へ是正することが、ガバナンスの観点からは望ましいといえます。

Slackの絵文字の名称を変更する

Slackの絵文字をユーザーに自由に追加させていたら、いつの間にかガイドラインを逸脱した絵文字が増えてしまった・・・というのは、良くある問題ではないでしょうか。しかし、絵文字を制限するのはユーザービリティの観点から避けたいという思いもあり、放置状態になっているケースもあると思います。

先に述べた通り、Slack Enterprise Gridには、他のプランに比べてセキュリティやガバナンス、コンプライアンスに効果的な機能が充実しています。APIも同様で、活用することで効果的にSlackを管理することができます。

例えば、Slackの絵文字の名称を変更したい場合、APIで絵文字の名称を変更することができます。

このAPIを利用することで、例えばガイドラインに沿った命名となっていない絵文字の名称を、ガイドラインに沿った名称へ変更することが可能です。

手順

こちら のAPIの要求に合わせて、User OAuth Scopeの設定と、User OAuth Tokenの発行を行います。

その後、以下のパラメータを指定のうえ、APIリクエストを行います。

  • name: 旧名称
  • new_name: 新名称

※PostmanでAPIリクエストする場合の例

image.png

このAPIを実行すると、次の通り指定された絵文字の名称が変更されます。

image.png

制限事項

投稿済みのメッセージ上の絵文字の名称(文字列)は置換されない

本APIで絵文字の名称を変更しても、投稿済みのメッセージ上の絵文字名(文字列)の新旧置換は行われません。このため、絵文字の名称を変更すると、投稿済みのメッセージ上の絵文字が無効化され、絵文字の旧名称が単なる文字列として表示されます。

image.png

なお、ユーザーが投稿したメッセージをAPIで書き換えてしまうと(オリジナルを本人以外が書き換えられる状況は)、メッセージの真正性が失われることや、改竄などの問題に繋がる恐れがあるため、このような動作(絵文字の名称変更に合わせてメッセージを置換できない)はやむを得ないといえます。

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