はじめに
昨年のアドベントカレンダーにて、次の記事を公開していました。
当社では、Workatoをご利用のユーザーの皆様が、スキルを問わずWorkatoを活用できるよう、様々なユーティリティコネクタをコミュニティライブラリ上で提供しています。
その中より、今回は文字列置換コネクタである「Smart value replacer」をご紹介します。既にWorkatoのコミュニティライブラリ上にリリース済ですので、インストールしてすぐにご利用いただけます。
インストール
以下のリンクよりご利用中の環境へインストールが可能です。(無料でインストールが可能です)
※データセンターは現在の契約に合わせて選択してください。
※本コネクタの動作は無保証とします。各自の責任のもとでご利用ください。なお、当社より契約いただいているお客様については、この限りではなく、当社のサポートサービスの範囲においてサポートいたします。
USDC(USデータセンター)
JPDC(日本データセンター)
利用方法
アクション
このコネクタには2つのアクションがあります。
Replace multiple value
複数フィールドの文字列を一度の処理でまとめて置換します。
リスト内の値の置換にも対応していますので、例えば、リストで取得した値の正規化等に活用いただけます。
Replace value
単一フィールドの文字列を置換します。
条件設定
入力された文字列に対する置換条件を指定することができます。
なお、置換条件は複数指定することができます。複数条件指定した場合は、条件1→条件2・・・の順で置換処理が適用されます。(条件2では、条件1の処理結果に対して置換処理を行います)
- Replace from ・・・ 置換対象の文字列
- Replace to ・・・ 置換する文字列
- Use RegExp ・・・ 正規表現利用有無(Yesを選択した場合、正規表現を利用可能)
- Remove leading whitespace ・・・ Yesを選択した場合、文字列先頭の空文字(スペース等)を除去
- Remove trailing whitespace ・・・ Yesを選択した場合、文字列末尾の空文字(スペース等)を除去
最後に
今回は、文字列置換コネクタである「Smart value replacer」を紹介させていただきました。
本コネクタを利用することで、関数やコードを書くことなく、スキルに関係なくWorkatoのユーザーインターフェース上で簡単に置換処理を実現することが可能です。
文字列の置換処理は、関数やコードを利用することで実現できるものですが(このようなコネクタが無くても文字列置換は可能ですが)、非エンジニアの方にとっては関数やコードを利用して処理を実装することが、Workatoを活用する上でのハードルになってしまうものと思われます。
また、個人的には、ノーコードプラットフォームを標榜しているからには、エンジニアにとってのツールではなく、非エンジニアも開発に関与できるツールであってほしい、そして非エンジニアの方々自らが課題解決できるツールであってほしいと思っています。
当社ではエンジニア・非エンジニアを問わず、Workatoユーザーの皆様が自らの力で使いこなし、課題解決できるよう、今後もこのようなツールをリリースしてまいります。