Workato：レシピをJSONで取得するには

はじめに

Workatoのレシピのメンテナンスを行う際、過去のバージョンのレシピやコピーしたレシピと差分比較したくなる場合がありますが、残念ながらWorkatoには現時点(2021/9/28)において差分比較(diff)を行う機能がありません。（以前はWorkato XというChrome機能拡張で差分比較を行うことができましたが、機能拡張がWorkatoのアップデートに対応できておらず、現在は利用することが出来ません）

しかし、幸いなことにWorkatoのレシピは、レシピエディタの画面生成時に参照されるURLよりJSONで取得することが可能です。このJSONを利用することで、過去バージョンのレシピやコピーしたレシピとの差分比較が可能となります。今回は、その手順について下記します。

手順

１．Workatoへログインした状態で、Chrome等のDeveloper ToolのConsoleで以下のコードを実行します。

let result = {};
const recipeId = <レシピID>;
const version = <レシピバージョン>;

fetch('https://app.workato.com/recipes/' + recipeId + '/code.json?version_no=' + version)
        .then(res => res.json())
        .then(obj => JSON.parse(obj.result))
        .then(obj => {console.log(obj)});

※全バージョンを一気に取得したい場合

レシピの全バージョンを一気に取得したい場合は、次の通りとします。

let result = [];
const recipeId = <レシピID>;
const maxVersion = <レシピ最新バージョン>;
for (let i = 1; i <= maxVersion; i++) {
    fetch('https://app.workato.com/recipes/' + recipeId + '/code.json?version_no=' + i)
        .then(res => res.json())
        .then(obj => JSON.parse(obj.result))
        .then(obj => result.push({version: i, result: obj}));
}

上記実行後、以下のコードを実行します。

console.log(result);

２．出力結果を右クリックし「Copy object」をクリックすると、JSONでレシピを取得できます。