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WorkatoAdvent Calendar 2022

Day 8

Workato:On-prem Agentでオンプレミスと接続する(概要)

Last updated at Posted at 2022-12-07

はじめに

Workatoは、クラウドで提供されるサービスですが、On-prem Agentを利用することで、オンプレミス等のプライベートネットワークとWorkatoをセキュアに接続し、Workatoからそれらの環境上のリソースやアプリケーションの操作が可能となります。

On-prem Agentの仕組み

On-prem Agentは、プライベートネットワーク上にエージェントソフトウェアをインストールすることで、それらの環境の間でTLS WebSocketによるセキュアトンネルを確立します。

エージェントソフトウェアは、エージェントソフトウェアからインターネットへ直接接続可能(アウトバウンドポートが開いている)、あるいはWebプロキシ経由でインターネット接続可能な環境であれば、基本的にはファイアウォール等のネットワーク機器を設定変更することなく利用することが可能です。また、エージェントソフトウェアからWorkatoに対して接続を開始するため、エージェントプログラムのためにファイアウォール等でインバウンドポートを事前に開放する必要はありません。

エージェントソフトウェアからWorkatoに対して接続を開始するため、エージェントソフトウェアからインターネットへ直接接続可能(アウトバウンドポートが開いている)、あるいはWebプロキシ(フォワードプロキシ)経由でインターネットへ接続可能な環境であれば、ファイアウォールやネットワークアプライアンスの設定を行うことなく利用することが可能です。

https://docs.workato.com/on-prem.html#on-prem-connectivity より引用

on_prem_conceptual_model.be734508.png

また、エージェントはHA構成にも対応しており、冗長化して運用することも可能です。

https://docs.workato.com/on-prem.html#on-prem-connectivity より引用

on_prem_group_conceptual_model.76d1d57f.png

On-prem Agentで実現できること(一例)

On-prem Agent を利用することで、次のことを実現することができます。

  • プライベートネットワーク上のアプリケーション等に対するHTTPリクエスト(RESTやSOAP等のAPIリクエスト)
  • プライベートネットワーク上のデータベースサーバへの接続
  • On-prem Agentがインストールされたマシン(サーバ)上にあるファイル・フォルダの参照(当該環境にマウントされた共有フォルダを含む)
  • On-prem Abentがインストールされたマシン(サーバ)上でのコマンド実行
  • 自社のIPアドレス(自社DC,拠点等)を接続元とするインターネット上のアプリケーション等に対するHTTPリクエスト
  • 自社のIPアドレス(自社DC,拠点等)を接続元とするインターネット上のデータベースサーバへの接続

On-prem Agentを利用することで、プライベートネットワーク上のアプリケーションとWorkatoのシームレスな連携が可能となります。

また、HTTPリクエストだけでなく、ファイルシステムの利用や、データベースサーバへの接続、コマンド実行にも対応していますので、これらを利用してレガシーシステム等のAPIを持たないシステムとの連携にも対応できます。

システム要件

OS

OSは次の通りです。

  • Windows 7, 10 (64-bit)
  • Windows Server2008以降
  • Linux (64-bit) 
  • macOS

最小ハードウェア要件

最小ハードウェア要件は次の通りです。

  • メモリ: 8GB以上
  • ストレージ:250MB以上
  • CPU:800Mhz以上の64-bit CPU (Intel/AMD)

今回はOn-prem Agentの簡単な説明のみとなります。
On-prem Agentのインストール方法や利用方法について、次回以降に説明を行います。

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