0.環境
- Windows 11 Home 22H2(build:22621.2283)
- Git (2.41.0.windows.3)
1.Cygwinのセットアップ
- Cygwinのインストーラを公式サイトからダウンロード。
- ダウンロードした
setup-x86_64.exe
を実行(念のため管理者として実行)。- 設定はいじらずに
Choose A Download Site
の画面まで次へ。 - ダウンロードサイトは
https://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp
を指定。 -
dos2unix
、make
、unzip
、vim
、wget
、zip
を追加してインストール。
- 設定はいじらずに
- Cygwinのルートディレクトリ配下に
.ssh
ディレクトリを作成し、鍵を生成。GitHubに公開鍵を登録しておく。
2.テスト対象のPATH設定
- テスト対象となるJDKをダウンロードし、任意のディレクトリに解凍。
- 環境変数に
JAVA_HOME
とPATHを通しておく。
コマンドプロンプトで以下のように表示されればOK。
今回は執筆時の数日前(2023/9/19)にリリースされたJDK21をテスト対象とした。
>java --version
java 21 2023-09-19 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment (build 21+35-LTS-2513)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 21+35-LTS-2513, mixed mode, sharing)
3.ビルド資材のダウンロード・セットアップ
- jtregリポジトリをCygwinのルートディレクトリにクローン。
-
dos2unix
コマンドをjtregディレクトリ配下のすべてのファイルに実行。
cd ~
git clone git@github.com:openjdk/jtreg.git
cd jtreg
find . -type f -print0 | xargs -0 dos2unix
-
AdoptimからJDK11以上をダウンロードしてCygwinのルートディレクトリに解凍。
今回使用したjtregビルド用JDKは以下。
$ ~/jdk-17.0.8.1+1/bin/java --version
openjdk 17.0.8.1 2023-08-24
OpenJDK Runtime Environment Temurin-17.0.8.1+1 (build 17.0.8.1+1)
OpenJDK 64-Bit Server VM Temurin-17.0.8.1+1 (build 17.0.8.1+1, mixed mode, sharing)
4.ビルドの実行
- カレントディレクトリをjtregに移動し、build.shを実行。
cd ~/jtreg
sh make/build.sh --jdk ~/jdk-17.0.8.1+1
5.jtregがビルドされたことを確認
$ ~/jtreg/build/images/jtreg/bin/jtreg -version
jtreg 7.3.1-dev+0
Installed in C:\cygwin64\home\{User}\jtreg\build\images\jtreg\lib\jtreg.jar
Running on platform version 21 from C:\Program Files\Java\jdk-21.
Built with "17.0.8.1+1" on September 24, 2023.
Copyright (c) 1999, 2022, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
Use is subject to license terms.
JT Harness, version 6.0 ea b24 (September 24, 2023)
Java Assembler Tools, version 7.0 ea b09 (September 24, 2023)
TestNG: testng-7.3.0.jar, guice-5.1.0.jar, jcommander-1.82.jar
JUnit: junit-platform-console-standalone-1.9.2.jar
ヒント
- 試行錯誤しながら操作したことを思い出しながら記述したので抜けがある可能性がある。
- JDKのダウンロード・解凍などはWindowsのエクスプローラー上で操作して問題ない。