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NVIDIA CUDA Compiler Driver NVCCの導入

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環境

  • OS
    Windows 11 Home
    バージョン 21H2
    OS ビルド 22000.675

目標

nvccコマンドを利用し、実行プログラムを生成すること。

手順

基本的にNVIDIA公式ドキュメントに乗っ取って進めていく。

  1. システム要求を満たしているか確認

    • CUDAと互換性があるGPU
      ここで確認。
    • サポートされたバージョンのWindows
      Windows 10または11の64bitなら多分問題ない。
    • サポートされたバージョンのVisual Studio
      Visual Studio 2015はCUDA Toolkit 11.1 では非推奨と書かれている。
      今回はVisual Studio Community 2022を使用する。
      インストール時にC++によるデスクトップ開発のワークロードを選択しておく。
      また、言語の欄で英語にもチェックを入れておく。
  2. NVIDIA CUDA Toolkitのインストール
    ここからダウンロードできる。
    image.png
    自分の環境にあったものを選択する。
    Installer Typeに関して理解が正しいかは怪しいが、localが全部入りであるのに対し、
    networkはインストーラクライアントのみがダウンロードされ、必要な機能はその都度ダウンロードする必要がある。
    慣れない間はlocalを選択するのが無難だと思う。
    ちなみに、ダウンロードサイズはlocalだと2.5GB、networkだと34.7MBであった。
     
    あとはダウンロードしたインストーラを起動してインストールを進める。
    オプションは特に気にせずに推奨されているものを選択した。

  3. サンプルプログラムの実行
    公式サンプルをクローンするかzipをダウンロードするかでローカルに持ってくる。
    Visual Stuidioの各バージョンの.slnがあるので自分の環境に適したもので起動。
     
    ここでビルドしようとするとエラー発生。
    CUDA 11.6.propsが見つからないとのこと。
    調べていると、インストールした現在(2022/6/5)最新のCUDA Toolkitのバージョンが11.7であるのに対し、サンプルプログラムのバージョンが11.6であることが原因であることが分かった。(参考)
    CUDA Toolkitのバージョン11.6をダウンロード・インストールし、再度ビルドすると成功した。

  4. nvccによるコンパイル
    簡単なサンプルプログラムを作成(参考)
    コンパイルして実行する。

>nvcc sample.cu -o sample
sample.cu
   ライブラリ sample.lib とオブジェクト sample.exp を作成中

>sample
Hello CUDA World !!
Hello CUDA World !!
Hello CUDA World !!
Hello CUDA World !!
Hello CUDA World !!
Hello CUDA World !!
Hello CUDA World !!
Hello CUDA World !!

まとめ

バージョン違いに気を付けていれば難しいことはない。

参考

プログラムを引用させていただきました。
並列"Hello World"から始めるCUDA入門

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