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Jupyter labのterminalで仮想環境を設立する

Last updated at Posted at 2021-04-06

はじめに

はじめまして。普段はマーケティング関連を勉強している大学4年生です。
こちらの記事ではjupyter labにはじめから存在するterminal上で仮想環境を設立、及びkernelで気軽に切り替える方法を紹介します。発展としてlab内でRやbashを使えるようにもしました。

自分はQiitaに存在する先人たちの知恵をお借りしdockerを用いてjupyter環境構築をしていたのですが、毎度dockerコンテナに入って作業をすることが億劫でした。コンテナも稼働しっぱなし(メモリ上良くないですが)のため、lab内で完結させれば楽なのではないかと考えました。記録用としてこちらの記事を書きました。

前提

・jupyter labのterminalでcondaコマンドが使えること
⇒dockerでコンテナ作成していても、anaconda navigatorからでも構いません。

本題

image.png

↑上記の画像のようなterminalがlauncherから開かれていれば準備完了です。
もし起動時に(base)root@〇〇:/# と出ていなければbashやzshなどのコマンドを打てば出ます。

次から作成していきます。

作成手順

①現在の仮想環境を確認
conda info -e 

今現在いる環境には*が頭に付きます。

②仮想環境を設立
conda create -n 名前 python=つかいたいバージョン  -y

名前は つけたい自由な名前で大丈夫です。
-y は実行後に出てくる[y/N]の際に、yの打ち込みをしないで通るようにするために書いています。

③入りたい仮想環境に切り替える
conda activate 名前

*の位置が変わっていることが確認できます。

④カーネルをインストールする
conda install notebook ipykernel -y
⑤カーネル切り替えできるようにする
ipython kernel install --user ユーザー --name 仮想環境の名前 --display-name 表示したいカーネルの名前 

ユーザーはわからなければ空欄で良いです。

python
実際に確認する
import sys
sys.version

確認する場はterminal上でpythonと入力し、上記のコマンドでもいいです。新しくnotebookを作って確認しても良いです。

ここまで来ましたら、おめでとうございます!!新しいnotebookを開いて、kernelから環境を切り替えてみましょう。
image.png

↑のchange kernelに名前をつけた仮想環境があれば無事完了です。selectから切り替えて作業ができます。
また、launcherから直接仮想環境のnottebookを開くことも可能です。

仮想環境を消すときは

conda remove -n 名前 --all

で消去可能です。
この時点ではカーネルは削除できていないため、

jupyter kernelspec uninstall 表示されている名前

でカーネルも消しておくと良いでしょう。

+αとして、Rとbashをlab内のnotebookで対話形式に実行できるようにします。

Rは以下をterminal実行すればよいです

install.packages('devtools')
devtools::install_github('IRkernel/IRkernel')
IRkernel::installspec()

bashも以下のコマンド実行で可能になります

pip install bash_kernel
python -m bash_kernel.install

どちらもR,bashとそれぞれのJupyterカーネルをインストールしています。
先程同様にR,bashが切り替えできることが確認できます。

解析をメインに行う方はRも使う機会が出ると思うため、入れておくと楽になるかもしれません。

終わりに

今回初投稿ということもあり、非常に拙い記事ではありますがご容赦ください。
この記事がお役に立てたら幸いです。

追記 
python3.6だけterminal側では仮想環境設立できるが、jupyter側に反映されていない状況が出るかもしれません

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