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10Gbase-T 相性問題

Last updated at Posted at 2025-03-23

概要

今回、auひかり5Gbpsの契約を行い、家庭内ネットワーク高速化のため10Gbpsのポートを持ったネットワークスイッチ/ルータを購入した。目指したネットワークの構成は、図1のようなものである。ここで、BL3000HMはauひかりのレンタル機材、WN-7T94XRは購入したI/Oデータの製品である。また、途中のケーブルは、CAT5eもしくはCAT6aであり、仕様上5Gbpsまでは通る。検証用の端末からネットワーク測定サイトまでの経路で一番細いのは2.5Gbpsになる。

図1.png
図1 構成したかったネットワーク

実際に組んでみると、10Gbps対応ポートどうしを直接接続した場合、BL3000HMとWN-7T94XRの間を5Gbps以上で通そうとすると、download側の性能が2.5Gbpsに比べてはるかにおそい性能しか出なかったため、記録として残しておく。
検証にあたり、I/Oデータのサポートセンターには大変お世話になりました。

内容詳細

いろいろテストしたところ、以下の3つのどれかが原因と思われた。

  1. BL3000HMの故障
  2. WN-7T94XRの故障
  3. BL3000HMとWN-7T94XRの組み合わせ

切り分けのため、以下のテストパターンで測定を行った。測定結果は末尾に載せる。

テストパターン1 : BL3000HMとWN-7T94XRを10Gbpsポートどうしで結線した場合

これが、目指していたパターンであり、問題となったパターン。構成図としては、図2のようになる。BL3000HMの10Gbpsポートの設定として、以下のすべてを試した。

  1. 自動設定
  2. 10Gbps固定
  3. 5Gbps固定
  4. 2.5Gbps固定
    テスト実施時、テスト端末のインターフェースとしては、2.5Gbpsが最速だった。
    図2.png
    図2 BL3000HMとWN-7T94XRを10Gbpsポートどうしで結線した場合

テストパターン2 : BL3000HMの10GbpsポートとWN-7T94XRの2.5Gbpsポートを結線した場合

構成図としては、図3のようになる。テスト実施時、テスト端末のインターフェースとしては、2.5Gbpsが最速だった。この構成では、複数端末からの同時アクセス時にBL3000HMとWN-7T94XRの間がボトルネックになるため、避けたい構成。
図3.png
図3 BL3000HMへつなぐWN-7T94XRの2.5Gbpsポートに結線した場合

テストパターン3 : BL3000HMの10GbpsポートとWN-7T94XRの10Gbpsポートの間に、別の10Gbpsスイッチを挟んだ場合

構成図としては、図4のようになる。テスト実施時、テスト端末のインターフェースとして、5Gbpsが利用できるようになった。
図4.png
図3 FNS-1200P 10GbasepT (SFP+モジュール入り)を介したBL3000HMとWN-7T94XRの2.5Gbpsポートに結線した場合

速度まとめ

テストパターン download速度 (Mbps) upload速度 (Mbps) BL3000HMポート (Gbps) WN7T94XRポート (Gbps) 他の10Gbase-T経由)
1 610.92 2372.00 10 (auto) 10 なし
1 582.44 2370.53 10 (固定) 10 なし
1 1704.76 2370.90 5 (固定) 10 なし
1 2363.93 2370.88 2.5 (固定) 10 なし
2 1795.31 2372.70 10 (auto) 2.5 なし
3 2222.28 2367.93 10 (auto) 10 あり

なお、測定には、Speedtest CLIを利用。

原因について推測

  • テストパターン3から、BL3000HMとWN-7T94XRの双方は、5Gbps以上での接続が可能であり、どちらかの故障が原因というわけではなさそう。
  • テストパターン1と2から、BL3000HMとWN-7T94XRの間の通信速度を最大2.5Gbpsとした場合は、2.5Gbpsでつながる。BL3000HM側の設定で2.5Gbpsにしたほうが速い。
  • テストパターン1から、BL3000HMとWN-7T94XRの相性問題で、5Gbps以上の接続をしようとすると、2.5Gbpsでの接続時より実効で遅い速度でしかつながらなくなる。5Gbps接続時のほうがまだましで、10Gbps接続時は1Gbpsに負ける速度。
  • BL3000HMとWN-7T94XRのどちらも何等かの処理が足りておらず、相性問題として見えていることが疑われる。FNS-1200Pはおそらくきちんと処理できたので、10Gbpsでつながったのではないか。

そのほか

  • Meshや今回のような相性問題は、買う前に注意できるような仕組みが欲しい。
  • テストパターン3で導入した機材ができた時点でWN-7T94XRがなくても、目指すネットワークが組めるようになってしまった。WN-7T94XRは現在お蔵入り。(Wi-Fi 7は楽しそうだが、メッシュが使えないためうちでは役に立たない)
  • FNS-1200Pには、Xicomの10Gbase-TのSFP+モジュールを2個搭載した。安価であり、耐久性は不明だが、今のところよく動いている。ただし、SFP+モジュールは触れないくらいに熱い。
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