別記事で、コマンドライン引数を受け取る方法は書いたが、
ツールを作っていて、必要な時だけ指定するオプション引数が欲しくなり調べたら、方法が別っぽかったので、そのメモ。

オプション引数を受け取る

引数の設定

argparseモジュールのArgumentParserを使用する。
ArgumentParserを生成し、そこに、作りたい引数の設定を行っていく。

引数の追加

引数の追加は、ArgumentParserのadd_argument関数で行う。
add_argument関数に渡す引数は、以下の感じ(ここに書いた以外にもいくつかある)

第1~n引数
　引数名を指定する。複数指定可能。
　ここに指定する名前に、プレフィックスとして-を付けると、オプション引数となる。
　-で始まらない引数名だった場合、位置引数¹となる。
type
　引数の型の指定。
default
　デフォルト値の指定。
　オプション引数が、実行時に指定されなかったときにこの値が使用される。　　
help
　-hオプションで、help表示した際に表示される説明文。

以下のような感じで設定する。

option_parser.py

from argparse import ArgumentParser


def get_option(batch, epoch):
    argparser = ArgumentParser()
    argparser.add_argument('-b', '--batch', type=int,
                           default=batch,
                           help='Specify size of batch')
    argparser.add_argument('-e', '--epoch', type=int,
                           default=epoch,
                           help='Specify number of epoch')
    argparser.add_argument('-dlc', '--drawLearningCurve', type=bool,
                           default=False,
                           help='Whether to draw learning curve after learning')
    argparser.add_argument('-po', '--predictOnly', type=bool,
                           default=False,
                           help='Only execute predict.')
    return argparser.parse_args()

引数の使用

上記で設定した引数は、ArgumentParserのプロパティ²として、アクセスできる。

以下のソースは、上記のオプション引数設定関数get_optionをコールして、ArgumentParserを受け取っている。

main.py

if __name__ == '__main__':
    args = get_option(BATCH_SIZE, EPOCHS)

    print('batch : ' + str(args.batch))
    print('epoch : ' + str(args.epoch))
    print('drawLearningCurve : ' + str(args.drawLearningCurve))
    print('predictOnly : ' + str(args.predictOnly))

    ~ 省略 ~

引数の指定

こんな感じ

引数のヘルプ