サマリ
qemu内のwindowsにあるフォルダを
smbマウントしてLinuxからアクセスする
環境
- Fedora 40(ホスト)
- Windows11(ゲスト)
- qemu 8.2.8
手順
Qemu起動
qemu起動時にsmbのポートフォワーディングを行う
-net nic -net user,hostfwd=tcp::445-10.0.2.15:445
をオプションにつける(*1)
例)
sudo qemu-system-x86_64 -M q35,smm=on -smp 2 -m 8G /opt/vdisk/win11.qcow2 -net nic -net user,smb=/opt/share,hostfwd=tcp::445-10.0.2.15:445 -enable-kvm -usb -device usb-host,vendorid=0x0403,productid=0x6001
(*1)
ユーザモードネットワークを設定するとゲストのIPが10.0.2.15
になるはず
念の為ipconfig
などで確認する
ローカルアカウントの作成
Windows11にローカルアカウントを作成する
設定画面からユーザ名入力までは以下
ユーザ名を入力する画面が出てきたら
ユーザ名とパスワードを入力
さらにスクロールさせてヒントも3つ入力しないといけない
共有
エクスプローラを開き、共有したいフォルダを選択して
Alt+Enterでプロパティを開く
共有タブを開き、共有を選択する
プルダウンで作成したユーザを選択して追加を押す
アクセス許可を読み取り/書き込み
にする
共有をおす
マウント
マウントディレクトリを作成する
sudo mkdir /mnt/win
マウント
sudo mount -t cifs //127.0.0.1/[共有を行ったフォルダ] /mnt/win -o user=[ユーザ名],pass=[パスワード]
編集を一般ユーザで行いたいなら以下の様にuidとgidを付加する
sudo mount -t cifs //127.0.0.1/[共有を行ったフォルダ] /mnt/win -o user=[ユーザ名],pass=[パスワード],uid=$(id -u),gid=$(id -g)
アンマウント
qemuを落とすとマウントが浮くので以下で予めアンマウントするか
qemu終了後に強制アンマウントを行う
sudo umount /mnt/win
# または以下で強制アンマウント
sudo umount -l /mnt/win