お陰さまで科研・基盤(C)「Julia言語を用いた新しい計算機数論システムの開発とその応用」が採択されました。
今年35歳なので、採択率の高い若手研究にも出せたのですが、背水の陣で基盤に通ったことに感謝。5年間 Julia 漬け(and 布教活動)になると思いますので、皆様のご協力をお願い致します。
という素晴らしいニュースを受け、久しぶりにJuliaを使いたくなりました。
注意: このtwitter accountは私ではないです。
今回はセットアップし、ベンチマークテストを実行してみて、その速度を味わってみようと思います。
インストール
https://julialang.org/downloads/
から自分の環境にあうバージョンをDLして、デスクトップアプリケーションとしてのセットアップをすればよいです。
Junoセットアップ
JunoはJupyterのIDEです。
これはAtomのプラグインとして実装されています。
インストールには以下のようにパッケージを選択し、uber-juno
を選択すればいいです。
実際は自分はパッケージがインストールできずAtomが正常起動しなくなっため。
今回は以前別のPCでセットアップしてあったので、その設定を sync-settings
を使っていれました
しかも、単純にsyncするだけでは、エラーになりましたが、
完全に同じエラーがあったので、これをみれば対処できました。
http://docs.junolab.org/latest/man/faq/#Juno-doesn't-work-properly-after-an-Atom-update.-What-do-I-do?-1
最終的にインストールでき、こんな画面になります。
インストールできたので、性能測定、描画ができるサンプルプログラムを実行しましょう。
パッケージのインストール
最初に必要なPkgをインストールします。
REPLを ]
を押してpkgがインストールできるモードにした後、以下のように実行します。
今回のプログラムを実行するには以下3つが必要となります。
- BenchmarkTools
- TestImages
- Plots
サンプルのコードを実行
# %%
i = 1
j = 2
k = 3
@show i, j, k
# %%
@show 2i + 3j - 1k
# %% 関数の定義
tot_sum(n) = sum(k for k = 1:n)
tot_sum(10)
# %% ベンチマークツールで性能測定
using BenchmarkTools
a = @benchmark tot_sum(100)
@show a
# %% 画像plot
using TestImages
using Plots
cameraman=testimage("cameraman")
lena=testimage("lena")
plot(cameraman)
plot(lena)
やっぱりPython並のお手軽さでさくさくできるのいいですね。
Julia、本格的に使っていこうと思います。