#はじめに
aloha!
先月くらいにNVIDIAのJetson Nano(B001)を入手し、いろいろ試しています。物体認識なんか、macのCPUと比較にならないくらいとても早くて驚きです。さすがGPU(CUDAコア128基)マシン。
うちにはディスプレイがなく、リビングの液晶テレビのHDMI端子に繋いでいたのですが、大きすぎてみにくいのと使える時間が限られているのでどうにかならないものかと試行錯誤。
最初は、画面共有をするためにVNCを入れたり、RDPを設定したりと。
ただ、カメラを使った画像系の表示がHDMI経由でないとできないようなので困っていました。そこで、仕方なくハードウェアを投入。
#HDMI出力をMacへ入力するには
HDMI Video Captureデバイスをを使いました。ゲームプレイ動画を配信する人が使うものらしいです。今回は、Amazonで販売されていたZasLuke HD HDMI キャプチャーボードを使いました。かなり小型で外部電源も不要です。
#準備物
・Mac本体(Macbook AirやMacbook Proなど)
・Jetson Nano + キーボード + マウス + WiFiドングル等
・HDMI Video Captureデバイス
・HDMIケーブル
・(必要であれば)USB-A to USB-C変換コネクタ
##ハードウェア
ハードウェア構成としては、
①Jetson NanoのHDMI出力端子にHDMIケーブルを接続
②HDMIケーブルをHDMI Video CaptureデバイスのINPUT側に接続
③HDMI Video CaptureデバイスのOUTPUT側USB端子にUSB-A to USB-C変換コネクタを接続
④USB-C変換コネクタをMacBookのUSB-C端子に接続
##ソフトウェア
macOS側でUSBカメラとして認識するので、画面に表示させる必要があります。例えば、OBS Studioなどが利用できます。
①OBS Studioを起動
②ソースで、「映像キャプチャデバイス」を追加
③Jetson Nanoのデスクトップが表示される
④コントロールの「設定」で「映像」→「基本解像度」=1920×1080に設定、FPS共通値=30(任意に決めてください)
⑤OKを押下し設定画面を終了
これで、Macの画面にJetson Nanoのデスクトップが表示されます。
#おわりに
想像していたよりは綺麗に表示できました。マウスやキーボードは、当然ながらJetson Nano本体に接続したものを使います。どうしてもMacのキーボードやトラックパッドを使いたくなるのでご注意を。Jetson Nanoでカメラモジュール経由で物体認識の結果をリアルタイムで見たりする程度であれば、問題なく使えそうです。
mahalo!