第1回 そもそもプログラミングって?
概要
この記事は新卒でIT業界に入って来られた方々が主な対象者です。
また、業務経験はあるが、これからプログラムを勉強しようという方も対象です。
文法はpythonを例に連載形式で解説していきます。
目標はズバリ自立
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分からないことがあったら自力で問題解決できるようになること
これがこの連載の一番のゴールです。 -
易しく,楽しく
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専門用語を使わずに
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かつ本質的に
を目指してやっていきたいと思います。
そもそもプログラミングって何?できると良いことあるの?
例えばすでに作成した文章ファイル[poem.txt]
すべての文末に!をつけたいとします。
poem.txt
Change before you have to.
If you can dream it, you can do it.
Love the life you live. Live the life you love.
↓(処理後)
Change before you have to!
If you can dream it, you can do it!
Love the life you live. Live the life you love!
1ファイル30秒でできるならば、手動でもいいでしょう。
ですが、poem.txtが50個とか100個とかあった場合、
時間がかかって大変です。
なので、
・人が手でやりたくないことをコンピュータにやらせる
・PCに命令を実行させるための手順書を作る
これがプログラミングです。
【これが】
入力
「txtファイル50個」
↓
処理(ニンゲンが手作業で行う)
「全ての文末に!をつける」
↓
出力(何時間もかかりめっちゃ疲れる)
「!をつけたテキストファイルが保存される」
【こうなる】
入力
「txtファイル50個」
↓
処理(PCが勝手にやってくれる)
「全ての文末に!をつける」
↓
出力(10秒かからず)
「!をつけたテキストファイルが保存される」
「ほう、もし実現できたら素晴らしい。
じゃあ、どんな手順書を書いたらPCはやってくれるんでしょうか?
手順書の書き方
入力ファイル、処理、出力先の3つを指定すれば
手順書が完成します。
以下の質問に答えてみましょう。
-
入力ファイルを指定
⇒ファイル名は何ですか?
⇒そのファイルはどのディレクトリにありますか? -
処理を書く
⇒入力ファイルに対して何をしたいんですか? -
出力先を書く
⇒どんなファイルの種類で出力したいですか?テキストですか? excelですか?
⇒編集したら上書きしますか?別名で保存しますか?
まずは日本語で手順書で書くこと。
いきなりプログラミング言語で書こうとしないこと。
これがコツです。
(第2回に続く)