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CodeIQ感謝祭:トップエンジニア伊藤直也のキャリアチェンジ

Last updated at Posted at 2015-03-27

イベント概要

  • CodeIQ感謝祭
  • 2015/3/26 19:00-
  • 株式会社リクルートキャリア 33Fセミナールーム

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伊藤直也さんによるキャリアのお話でした。

若い時は、「あのサービスを作った人」と呼ばれるようになりたいと思った。
それで作ったのが、はてなブックマーク。
ここまでは順風満帆で進んでいた。

転機は、マネージメント問題。
いろいろ辛いことがあった。一番つらかったのはコードを書く時間が減った。

マネージメントは、会社としては重要だからやる。
でも、やればやるほど、「あのサービスを作った人」と呼ばれる人から遠ざかるジレンマ。
マネージメントの問題が出るのは、大きな組織だから。
小さな組織であれば、コードを書いてられる。

起業家でもするかと思ったが、うっかりドラクエ廃人になっていたことが最大の失敗…。
2000時間ぐらいやってた。

起業をしよう!と思った時の問題は、何を事業にしたらいいのかがわからない。
サービス作ったりしたがリリースまでの気力がわかない。
リリースまで漕ぎ着けるには、周囲の後押しとかが重要なんだと気がついた。

社長ってすごいな。

自分の力を過信し、調子に乗り、現状から逃げていた。
これは、よくなかった。
そんな時に技術顧問の依頼を受けたのではじめてみた。
顧問ってなんだろ?
よくわかんないからボランティアみたいな感覚でやってみたら、あっさり結果が出た。

マネージメントてどうなの?と思ってやめたけど、結局マネージメントをやってる。
当初のジレンマは解消していなかった。
そんな時に任天堂の岩田さんのインタビューを受けて納得感があった。

岩田氏:
 要するに,
自分の好きなことと嫌いなこと
――もっと言えば,自分がやりたいこととやりたくないこと――を,
自分が得意なことと得意じゃないこととイコールだ」
 と思い込んでる人が多いです。本当は,それってかなりズレてるのに。

自分が嫌いと思っていても、 人から感謝される仕事が結局は自分の得意なこと なんだなと思った。

マネージメントとしてはやりたいことをマッチングさせること。
快適な仕事が生産性が上がるという保障はない。
本人がやりたいと言ってることと、実際になりたいことが一致しないことがある。
実際にそうなると嬉しいとは限らないことがある。

SIerさんだとわかると思うが、顧客が言っていることと、顧客が本当にしたいことは
ずれていることが多い。
自分で適切に言葉として表現するのは難しい。
だからエンジニアがこうしたい!と言っても、それが本当にやりたいことじゃなくて、
本当にしたいことは別だったりすることもある。

例えば、自宅ワークしたい!て言って、始めたら意外と快適じゃないってことがある。
机があわないとか、だらけちゃうとかがあるので。

エンジニアのやりたいと表現することが、必ずしも本人が不満に思っていることの解決にならないことが多い。
本当に問題なのはなにかを見て、解決してあげることが重要。

自分の希望に合わないことをやった結果、それが高い評価を受けることになっている。
自分の希望を貫き通すと、今の高い評価を受けられる立場にいられなかった。

本人がやりたいと言ってることだけをやってるのが良いとは限らない。
嫌がっていることをやらせることで化けることがある。
でも、それをやりすぎると辞めちゃう。
辞めた先で大活躍する。

キャリアて結構、運に左右されるから難しい。

マグロ解体ショー

鮪の匠によるマグロ解体ショー!!

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