はじめに
最近のアップデートで、SyntheticsのCanaryをグルーピングできる機能が追加されていました。
気になるので試してみます。
Amazon CloudWatch Syntheticsとは:
試してみる
簡単ですが以下の構成で試してみます。
異なるリージョンに存在するCanaryもグルーピングできるそうなので、リージョンをまたがる形で作成します。
こういった検証の際にはApp Runnerが楽で良いですね。
コンテナイメージにはECR Public GalleryのApacheコンテナを利用しました。
(public.ecr.aws/docker/library/httpd:latest)
Canaryグループの作成
CanaryグループはSynstheticsのコンソールから作成できます。
「Create group」を選択後、グループに含めるCanaryの名前を検索し、追加します。
グループが作成されました。
(Slowest perfoemersの表記が少し気になりますね。)
試しに、東京リージョンのコンテナを停止させると、グループの最終実行が「1/2失敗」となりました。
アラームも何個上がっているのかが一目でわかります。
ちなみにグループはグローバルリソースなので、作成したリージョン以外からも確認や編集ができます。
グループはグローバルリソースです。グループを作成すると、グループをサポートするすべての AWS リージョンに渡って複製されます。これらのリージョンのいずれかから canary を追加することができ、これらのリージョンのすべてで表示できるようになります。グループ ARN 形式には作成されたリージョン名が反映されますが、グループはリージョンに制約されません。これは、複数のリージョンからの canary を同じグループに配置し、そのグループを使用して、それらすべての canary を単一のビューで表示および管理できることを意味します。
まとめ
Synstheticsのアップデート、Canaryグループを試してみました。
複数のCanaryを使っている場合にコンソール上から管理がしやすくなると思います。
グループの作成自体は無料であり、既存Canaryもグループに追加できるので大量にCanaryを管理しているプロジェクトでは導入を検討しても良いかと思います。