はじめに
UpdateでAMI(Amazon Machine Image)に無効化設定ができる機能が追加されました。
この機能を使うことにより登録解除を行いたくないが、インスタンスの立ち上げも行わないようなイメージを無効状態にできます。
無効状態のイメージはインスタンスの立ち上げを行えず自己所有のAMIリストにも表示されません。
そのため、管理がしやすくなります。
なお、再度有効状態にすると自己所有のリストに表示されるようになり、インスタンスの立ち上げも行えるようになります。
ためす
コンソールとAWS CLIからの無効化を試してみます。
コンソール
コンソール上では、無効化したいAMIを選択し、アクションから「AMIを無効にする」を選択します。
無効にすると、自己所有のリストに表示されなくなります。
フィルタリングを「Disabled images」に変更すると、無効化したイメージを表示することができます。
なお、無効化した状態だとEC2コンソールから当該AMIを参照してインスタンスを作成することはできません。
(当該AMIを選択することはできません)
再度有効化したい場合は、「Disable images」に存在するイメージを選択し、「AMIを有効にする」を選択します。
イメージを有効化すると、AMIからインスタンスを作成できるようになります。
AWS CLI
AWS CLIで無効化する場合には、disabe-image
コマンドを利用します。
aws ec2 disable-image --image-id ami-1234567890abcdef0
describe-images
コマンドでStateを確認すると、disabled
となります。
aws ec2 describe-images --image-id ami-1234567890abcdef0 \
--query 'Images[0].State'
> "disabled"
再度有効化するにはenable-image
コマンドを利用します。
aws ec2 enable-image --image-id ami-1234567890abcdef0
aws ec2 describe-images --image-id ami-1234567890abcdef0 \
--query 'Images[0].State'
> "available"