はじめに
WSL2 の環境で exa
や bat
コマンドを使いたいなと思ってインストールしたのですが、1度 Rust をインストールしてから導入する方が良さそうだったので載せておきます。
exa
と bat
とは
exa
は ls
コマンドの代替コマンドであり、カラフルで見やすくなっています。
bat
は cat
コマンドの代替コマンドであり、ファイルの拡張子に応じてソースコードの色が変わり、VSCode みたいで見やすくなっています。
導入手順
2つのコマンドの導入に当たっては、以下の手順で入れました。
- Rust のインストール
- Cargo にパスを通す
-
exa
とbat
のインストール
コマンドのインストールでは直接 GitHub から apt install
やファイルを落としてきてパスを通してもいいのですが、
- WSL2 でデフォルトで入る Ubuntu は
20.04
なのに対し、exa
は20.10
以降のバージョンしかapt install
で入れられない - Rust のパッケージマネージャである Cargo でまとめて管理しておく方が後々のアップデートなどで楽
という観点から、Rust のインストールをした上で行う形をとりました。
1. Rust のインストール
Rust を WSL2 にインストールする場合、以下のコマンド1つで入れられます。
$ curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh
コマンドを実行すれば Cargo もインストールされるはずですが、もしインストールされない場合は以下のコマンドで入れます。
$ apt install cargo
2. Cargo にパスを通す
今の状態だと Cargo にパスが通っておらず、exa
とか bat
コマンドを入れても実行できないので、パスを通します。
$ export PATH="$HOME/.cargo/bin:$PATH"
3. exa
と bat
のインストール
以下のコマンドで2つをインストールします。
$ cargo install exa
$ cargo install --locked bat
これで2つともコマンドが実行できるようになっているはずです。
終わりに
Rust 製のコマンドは多いみたいなので、随時便利そうなのを入れていって Cargo で管理してもいいかもです。