Alteryxには分岐ツールというのがツールがあります。
とっつきにくいツールだったので、備忘録もかねて。
分岐とは
例(ヘルプ)をみると
分岐ツールを使用して、ワークフロー内のデータパスを変更します。
分岐終了ツールは、分岐ツールから生じる2つのパスを結合して、処理を単一のデータストリームに返します。
と書いてありますが、要は処理のスキップができるようになるということですね。
データの流れを見ていきましょう
一方チェックONでは「R」にしかデータが流れません。何も処理しないということです。
フィルタツールで同じことできるじゃん??
フィルターツールでも同じことはできますがTrue/False両方データが流れてため、分岐終了後のデータに違いが出てきます
例えばフィルタ条件をIDが10以下で分岐した場合は
inputデータではIDは10以下しかないため、全データ「T」に流れますね。
でも、「F」はデータがないが処理としては流れるため、最後ユニオンする際にヘッダ情報があり余計なヘッダが出現してしまいます。
(※この辺もどうにかすることはできますが、今回はやりません)
フィルタツールと分岐ツール違い
分岐ツール | フィルタツール | |
---|---|---|
出力(Ture/False) | どちらかのみ | 両方 |
分岐条件 | ON/OFFパラメータ | インプットデータから |
使えるフロータイプ | マクロやアプリ | 全フロータイプ |
分岐ツールの特徴としてはインプットデータから判定するわけではなく、別でパラメータを受けっとってON/OFFの分岐をします。
このパラメータについてはインターフェースツールを使って設定になるため、マクロやアプリで使用するということになります。
※通常フローで使用する場合もありますが、特殊なので別の機会で紹介できればと思います
インターフェースツールを使った実際の設定例
どんな時に分岐ツールを使うのか?
いくつかあると思いますが、例えばこんなもの。
- データフォーマットを変えたい ⇒ CSVとかExcelとかyxdbなど選んだフォーマットで出力
- カラムを変えたい ⇒ 部署によって必要項目が違う
データフォーマットを変えたい場合の例(無理に分岐終了ツールはいれなくても大丈夫)
この分岐のやり方では2つの分岐までしかできなきですが、もっと分岐を増やしたい場合にどうするの?ということがあるのでそれはまた別記事にしたいと思います