・今となっては、当然のごとく使用していることを、ただ手紙としてしたためるだけの記事の第四弾。
・早くも第四弾だが、初学者時期が超人的無知であったたため、書くことが膨大。
・これが届く過去の私は、段ボールの用意は早急に行うように。
・よし。今回は入社後、知っておけばよかったことを書こう。
バッチファイルについて
<当時>
- 「存在・概要」・・・なんとなく名前は聞いたことある程度の認識。
→それがどういう仕組みで・何ができて・どういうときに便利なのか、をこれっぽちも理解していなかった。 - 「作成方法」・・・存在や概要もあやふやなため、もちろん作成方法もわかるわけもなかった。
→パソコンセットアップを手作業で行って、待ち疲れで休憩していると、先輩エンジニアから「バッチファイル使わないの?」との声に、ただただ頭が錯乱。
<現在>
概要や仕組みを学び、基本的な作業のプログラムをネット写経にて作成。
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概要
- 複数のコマンド処理を一つにまとめて記述したファイル。
→通常のコマンドとは違って、変数や条件分岐、ループ処理も書ける。
- 複数のコマンド処理を一つにまとめて記述したファイル。
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メリット
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- ファイル移動や削除等の手作業の自動化が簡単かつミスも減る。
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- タスクスケジューラ使用で、定期的に実行可能。
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簡単な作成手順
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- テキストファイルを作成。(メモ帳でもなんでもいい。)
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- そこにバッチ処理を記述。
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- 名前をつけて保存で、拡張子を「.bat」にする。
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- アイコンが歯車になるので、ダブルクリックで実行。
※プログラム次第では、「管理者権限で実行」のみでの処理になることもある。
- アイコンが歯車になるので、ダブルクリックで実行。
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簡単なサンプルバッチ
①Windowsユーザー作成バッチ
・そのままメモ帳に書いてOK。
※ユーザー名 : 「test」
パスワード : 「test01」
※管理者権限で実行。
@echo off
echo ユーザーを追加します
net user test /add
net user test test01
net localgroup "administrators" test /add
wmic useraccount where "Name='test'" set PasswordExpires=FALSE
wmic useraccount where "Name='root'" set PasswordExpires=FALSE
net user root RootP@ssw0rd
echo ユーザー追加完了ENTER後再起動
pause
shutdown -r -t 0
②Wi-fi設定バッチ
※SSID : 「sample」
password : 「sample1234」
・バッチファイルを記述する前に、以下を行う。
- コマンドプロンプトで
netsh wlan show profile
とうち、接続SSIDを確認。
C:\> netsh wlan show profile
インターフェイス Wi-Fi のプロファイル:
グループ ポリシー プロファイル (読み取り専用)
------------------------------------------
<なし>
ユーザー プロファイル
-------------------
すべてのユーザー プロファイル : sample
2 . Cフォルダに「wifi」フォルダ(名前は何でもよい)を作成。
3 . コマンドプロンプトで、netsh wlan export profile name="sample" folder=C:\wifi
とうつ。
4 . wifiフォルダに「Wi-Fi-sample.xml」が作成。
5 . 「wifi」フォルダをデスクトップに移動。(そのほうがやりやすい。)
6 . 「wifi」フォルダにバッチファイルを記述する「wifiSet.bat」を作成(名前は何でもよい)
・ここまで出来たら、下記のコードをバッチファイルに記述。
→記述したら、実行。
@echo off
SET wifi_prof="%~dp0WIFI
netsh wlan add profile filename="Wi-Fi-sample.xml"
netsh wlan set profileparameter name=sample keymaterial=sample1234 connectionmode=auto
pause
end
<過去の私へ送る言葉>
- 最初は、日常の簡単な定型作業からでいいから、バッチ化する癖をつけておこう。
- できないときは、焦らずに、聞くなり調べるなりしてみてね。
まとめ
- 今回は、バッチファイルということで、何もかも手作業で行っていた腱鞘炎瀬戸際技術者だった頃を想いながら、記事を書く。
- 覚えたてのころは、日常のふとした自動化に、冷静装い技術者の私は、顔のニヤケを抑えるのに全神経を注ぐ。
- このこともあり久々に、もっと奥深くまでの学習や他の作業のバッチ化をしてみるのもありだな。