2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

[devbox] Process Composeを利用して開発環境の管理を簡素化

Posted at
  • 新しい開発環境構築の選択肢として登場したdevboxを試している記事を書いています。
  • 今回はdevbox0.4.7で追加されたProcess Compose機能を利用してDocker Composeのように開発環境の管理をサービスとして簡素化する方法を記録いたします。

環境

  • macOS Ventura 13.1
  • devbox 0.4.7

手順

対象プロジェクトの準備

  • 以下のコマンドを実行して、devbox環境及びnodejsプロジェクトを作成します。
# devbox環境作成
$ mkdir sample; cd $_
$ devbox init
$ devbox add nodejs-19_x
$ devbox shell

# devbox環境シェル内
(devbox)$ node -v
v19.5.0

# nodejsプロジェクト作成
(devbox)$ npm init -y
(devbox)$ npm i express
(devbox)$ touch app.js
  • 実行後、作成されたapp.jsを以下の内容にします。
app.js
const express = require('express')
const app = express()
const port = 3000

app.get('/', (req, res) => {
  res.send('こんにちは')
})

app.listen(port, () => {
  console.log(`${port}ポート開始`)
})

Process Compose機能の有効化

  • その後Process Compose機能を利用するため、以下のコマンドでprocess-compose.ymlを作成します。
    • Process Compose機能とは、
      process-compose
      という非コンテナ環境を管理するためのOSSをバックグラウンドに利用したTUIアプリケーションです。
    • ※docker-composeのようにyamlに宣言的に記述することでサービスとして簡易的に環境の管理や実行を行うことが可能です。
touch process-compose.yml
  • 作成後、process-compose.ymlの内容を以下にします。
process-compose.yml
version: "0.5"

processes:
  app:
   command: node --watch app.js
   availability:
    restart: "always"

サービスの起動

  • 記述後、以下のコマンドを実行してyaml内のprocessesに定義したserviceを立ち上げます。
devbox services up
  • 実行後、以下のようにProcess ComposeのUIが表示されることを確認します。

image.png

  • 上記の画像でステータスやログなどの実行プロセスが確認できます。
  • 上記の画像でSTATUSRunningとなっていることを確認したら、localhost:3000にアクセスして簡易なアプリケーションが表示されていることを確認します。

image.png

  • 確認後、app.js内のこんにちはの内容を任意の文字列に変更して、Process ComposeのUIのログ及びlocalhost:3000の表示内容が以下のように変化していることを確認します。

image.png

image.png

  • このようにProcess ComposeのUI上で立ち上がっているプロセスやログの確認が可能です。
  • Process ComposeのUI上での主な操作一覧は以下です。
キー 説明
F3 サービス内容確認
Ctrl + S ログの選択内容をEnterキーでクリップボードにコピー
F9 選択サービスの停止。yaml内のrestartにalwaysが設定されているとrestartが走る
Ctrl + r 選択サービスの再起動。
F10 シャットダウン。Quitボタンをクリックすることでサービス及びUIの停止が可能。
  • サービスを停止するときは上記の操作一覧に従ってF10キーを押下すれば、UI画面が消えてlocalhost:3000も表示されなくなります。
  • 以上です。

補足

  • docker compose up -dのように、UI画面が必要なくサービスをバックグラウンドで実行したい場合はdevbox services up -bとうつことで可能です。
  • その際のサービス確認は以下のようにdevbox services ls、停止はdevbox services stopで実行します。

devbox-service-manage.png

参考

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?