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【DB設計・実装】Oracleアーキテクチャ(インストール編)

Last updated at Posted at 2022-09-17

背景

下記で以前に投稿した通り、Oracleのアーキテクチャを理解するために、Oracle19cをVirtualBoxに構築し、インスタンスを作ったり壊したりなどできる環境で知識を深めていくのが目的となります。

実施内容

Oracleインスタンス構築

※Oracle構築についてはudemyの
Oracle DBA 11g/12c - DatabaseAdministration for Junior DBA
https://www.udemy.com/course/oracledbatraining/
という講座が参考になります。12cではありますが、やり方は19cでも変わりはありません。

  • 主なフローとしては、下記となります。

Oracle19cのインストーラをダウンロード

前提条件の確認

  • VMメモリは2048MB、ディスクは100GB、CPUは2コアにしています。

OSユーザ、グループ、環境変数の設定

事前にOSユーザ、グループ、環境変数を設定しておきます。
これはrootユーザでこんな感じに実行します。

# groupadd oinstall
# groupadd dba
# groupadd oper
# groupadd backupdba
# groupadd dgdba
# groupadd kmdba

# useradd -g oinstall -G dba,oper,backupdba,dgdba,kmdba oracle
# passwd oracle

Oracleソフトウェアのインストール

# su - oracle
$ cd /u01/app/oracle/product/19.3.0/dbhome_1
$ unzip LINUX.X64_193000_db_home.zip
$ ./runInstaller -jreLoc /usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.181-7.b13.el7.x86_64/jre

※JDKがない場合、JDKをインストールが必要です。
./runInstallerコマンドだけでも動くと思います。

構成オプションの設定

データベース作成もできるのですが、今回Oracleソフトウェアのみを設定します。
image.png

データベース・インストール・オプションの選択

単一インスタンス・データベースのインスト―スを選択します。
image.png

データベースのエディションの選択

Enterprise Editionを選択します。
image.png

インストール場所の指定

Oracleソフトウェアのインストール先ディレクトリを指定します。
今回はデフォルト(/u01/app/oracle)とします。
image.png

インベントリの作成

これもデフォルトにします。
image.png

権限のあるオペレーティング・システム・グループ

図の通りにしてインストールします。
image.png

rootスクリプトの実行構成

rootユーザの資格証明を使って、構成スクリプトを自動的に実行するようにします。
image.png

前提条件のチェック

前提条件のチェックでステータス警告が出てきました。
ここでは、スワップ領域のサイズが要件を満たしてないとして警告が表示されています。
今回、VirtualBoxで設定しているメモリサイズは小さくしている(Oracleデータベースの動作確認を目的としていて、スワップ出てしまうのは許容)ので、「すべて無視」にチェックして次に進みます。
image.png
image.png

サマリー

問題なければインストールを選択。
image.png

製品のインストール

時間がかなりかかります。。。
image.png

おまけ・・・データベースのインストール中で問題発生した時の対応。

Oracleインストール中にまさかのVirtualBoxがスリープ状態となる問題が発生したので、インストールに失敗しました…対応として、/u01配下につくられた全ファイルとリンクを削除し、スリープ状態にしないように設定変更し、./runInstallerを実行しています。
流れは下記の通りです。

    1. リンクについてはfind /u01 -type l -exec unlink {} ; でシンボリックリンクを削除する。
       (リンク先まで削除すると問題が発生しそうなので、先にリンクから削除しました。
    1. rm -rf /u01でファイルを削除する。
    1. Power SavingをNeverにして常にオンにする。
      image.png
      上記を行えば、インストール中に電源オフにならないので、インストール前は確認したほうがよいです。。

構成スクリプトをrootユーザで実行

rootユーザの実行で、「はい」を選択して続行する。
image.png

image.png

※「次のスクリプトは、rootユーザとして実行する必要があります。」のダイヤログメッセージがもしでたらOKを押下します。
OKを押下するとソフトウェアのインストールは完了です。

bash_profile設定

oracleユーザの環境変数を設定することで、Oracleデータベースの接続ができるようになるので、
bash_profileに
ORACLE_BASEとっちゅうまで。
ORACLE_HOMEとっちゅうまで。
※OracleSIDはのちほど。・・とっちゅうまで。とっちゅうまで。とっちゅうまで。

[root@oltkyn ~]# cat /home/oracle/.bash_profile
# .bash_profile

# Get the aliases and functions
if [ -f ~/.bashrc ]; then
        . ~/.bashrc
fi

# User specific environment and startup programs

PATH=$PATH:$HOME/.local/bin:$HOME/bin
# ADD
export ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/19.0.0/dbhome_1
export NLS_LANG=Japanese_Japan.AL32UTF8

export PATH=$ORACLE_HOME/bin:$PATH
# ADDEND
export PATH

Oracleソフトウェアのインストールは以上です。

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