はじめに
この記事はうるる Advent Calendar 2022の18日目の記事です。
こんにちは! 2022/02からOurPhotoでサーバーサイドエンジニアやらせてもらってます。
書くことについては悩みましたが自身の振り返りと周囲でWebエンジニア志している人が多いので掲題に決めました。
今回は技術的なことではなくWeb未経験から実際にエンジニアになってみて感じたことを入社時からの時系列順に正直にまとめます。
※技術的な内容は一切出てこないポエムなのでそこはご了承ください...
入社初期(2022/02~05)
1.プロダクトを成長させるには技術だけでは足りない
入社するまで独学しかしていなかった影響か「技術を上げれば良いものが作れる」、「プロダクトの成長に繋がる」という技術の低さゆえの漠然とした考えを多少、持っていました。
ただ、この考えは入社後に徐々になくなっていきます。
というのも業務に従事していく中でただ技術を伸ばしても業務効率や品質向上には繋がるものの、
今後のプロダクトの成長に繋がる提案やプロダクト自身が抱えている問題を解決することは出来ないと気づいた為です。
上長との会話から「数値を見ながらの改善」、「ユーザーニーズに合わせた機能調整」などなど
技術以外のことを考え、プロダクトを磨いていくことの大切さを実感しました。
技術を極めることをゴールとしないで技術を得たらそれを基に何が実現できるのか、どんな問題を解決できるのかといったマインドを今後も心がけていきます。
2.アウトプットの重要性
私はエンジニアである以上、常に学習をし続ける必要があると思っています。
なので書籍に少しでも目を通すように日々、意識していますが書籍や教材を見聞きするだけでは、
わかった気にはなっても実際には理解できていないことがあります。
私の場合ですと、「勉強したのに人に質問されても明確な回答が出来ない」と行った状態です。
この中途半端な状態は知識として吸収出来ていないことの表れかと思います。
その為、アウトプットすることによって「本当に理解できているか」、「わかったつもりになっていないか」の
確認をする意味で少しでも良いので自分の言葉で表すことが重要だと考えています。
3.人に頼ることの大切さ
これまであまり業務上で人に頼るということをして来なかったからか当初はどうやって頼ればいいかわからず、問題を素早く解決出来ない状態になっていました。
しかし、その状態では業務効率も非常に悪いですし、メンタル面でも良い影響はないので思い切って頼るようにしてみました。
それでも、当初はどこまで頼るべきか、こんな低レベルなこと聞いても良いかと悩む部分もありましたが、そこは割り切って相談するようにしました。
結果、相談を通じて接点が増えたことでチームの方達のことを知ることができ、また解決したかった問題以外の知見を得ることにつながることもありました。
何より、日常的に相談をすることによって「自分の出来ること、出来ないことの見極めをつける能力」が得られたことが大きな収穫だと考えています。
入社中期(2022/06~09)
1.組織としての意識を醸成させることの大切さ
私が以前、所属していた会社との比較になってしまうのですが入社してみて、
組織としての意識の有無によって明らかに違うなと思ったポイントがいくつかあるのでそれらを書いていきます。
まずは前職以前だと下記のような状況が多かったです。
・黙々と作業しており、社内の雰囲気が良くない
・働くモチベーションが低い
・自分の仕事以外やらない、やりたがらない
対して今はこのように感じています。
・相談、雑談といったコミュニケーションがあり、社内の雰囲気が穏やか
・業務に対して前向き、モチベーションがある
・業務問わず必要であればやる
色々違いはありますがそもそもの根底の考え方が違うからこのような差が生まれているように思えます。
今は「会社が社員のことを考え、社員も会社のことをしっかり考えている」という状態ですし私もそれを肌で感じています。
ただ、これまでの会社ではこれがなかったので単に労働力としてしかみていなかったように思えます。
2.なぜやるかを念頭に置く
与えられた業務を何も考えずにやるのではなく、何のためにやるのか、意義を考えることを忘れないようにしています。
この意識は今では当たり前のことだと思いますが新卒で入った会社では、
仕事に忙殺されてひたすら目の前の作業をこなす事でいっぱいいっぱいでした。
そんな状態でしたので仕事に対してのモチベーションも決して高いものではなかったですし、
なんでこんなことやっているんだろうというように仕事に対しても、会社に対しても不信感が募っていきました。
当時の状態を振り返ると言われたことを思考停止でやっていたので、
自分の中で仕事をするための「動機づけ」がうまくいっていなかったのも不信感の1つのように思えます。
今ではそんなこともなく自分の仕事がプロダクトの成長に繋がるというように正しく動機づけが行われています。
何故やるかを自分なりに考えて納得しておけばモチベーション維持にも繋がりますし、
今後の自分のためにも会社のためにもこのマインドは大事にするべきだと感じています。
3.本質を捉える意識を持つメリット
本質を捉えることが出来れば、技術的なことがわからなかったりしても問題の所在とその原因が分かれば解決法が見えやすくなるからです。
この考えを意識して実感したメリットの例としてあげられるのは、下記です。
- 論点のズレをなくせる
- 本質を探っていく過程で問題の全体像が見えてくるので、問題を共有する際にその過程の説明を加えれば認識のズレをなくせます。
- 解決策を出しやすく、優先順位付が楽
- 問題を細かく整理できるので根本的な原因に対して具体的な解決策が出しやすいです。
- 解決策の必要性を共有しやすい
- 原因を探っていく過程で問題を細かく段階的に分類出来ているのでなぜその解決策にしたのかの理由も簡潔に共有することが出来ます。
このように本質を探る過程で問題の原因も特定できますし、そこからさらに細かく深ぼっていけば根本的な問題解決法まで辿れるので非常に便利です。
入社後期(2022/10~12)
1.答えの無い問題に対する向き合い方
何か考え始める時に「答えはない」ことを前提にしています。
以前は漠然と「答えはある」ものと決めつけていたので問題に向き合うときに「この場合の答えは何?」と考える節がありました。
これを答えがない問題に対して行ってしまったときに自分の中で答えがないから思考停止してしまうんです。
自分の答えがないので他人の答えを探しにいって自分に都合の良さそうな答えがあると納得しきれなくても、
「自分より経験のある人が言っているから正しい」と考え、その他人の答えを自分の答えとして受け入れます。
この状態のまずいところが、思考停止しているから何も先に進まないところでした。
そこで思考停止から脱却するために「答えはない」ことを前提にしました。
答えがないことを前提にすると答えがあると思っていた時よりも思考が自由になりましたし、気持ち的にも楽になりました。
結局、答えは何かよりも自分が納得出来る答えを出せているかが大事なのだと今は考えています。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
自分で書いていても社会人として当たり前なことばかりだったように思えます。
ただ、こういう場でこれまでの振り返りをしてみて少しずつでも成長できていそうだなと実感できたのは収穫でした。
エンジニアとしてはまだまだ至らない点だらけですが今後も日々、進歩出来るよう努めていきます。
明日はpilot_fishさんの記事です! お楽しみに!