注意: この記事の情報は古いです
[2017年10月24日追記]
以下に書かれている情報はとても古く, 今は
Juliaをインストール → Pkg.add("PyPlot")
→ using PyPlot
でOK. 必要なmatplotlibなどはanaconda経由で全て自動でインストールされる.
すでにmatplotlibなどが導入されている状態で, 新たにJuliaやPyPlotを導入する際にすでに存在するmatplotlibなどを使いたい場合は, 何かしら設定が必要らしいので各自で調べてください.
[2017年10月24日追記 ここまで]
以下は古い情報
WindowsにJuliaとPyPlotをインストールしてグラフを描画する, という記事はすでに存在するが, 情報が古いので, 自分用のメモも兼ねて, 新たに書くことに.
著者の環境は Windows10 64bit.
Pythonをインストール
公式サイトから必要な物をダウンロードして, インストール.
自分は64bit版Python 2.7をインストールしたが, Python 3シリーズで大丈夫かは未確認.
インストーラのデフォルトではPathを通さない設定になっているので, Pathを通す.
pipをアップデート
必要なパッケージはpipで入れてしまえば良い.
pipはデフォルトでPythonを入れた時に入っているはずなので, 特に新しく何かをインストールをする必要はない.
まずは,
pip install -U pip
でpipそのものをアップデート.
matplotlibをインストール
次に,
pip install -U matplotlib
でmatplotlibをインストール. このとき, 依存関係にあるパッケージも全てインストールされるので, numpyなどを追加でインストールする必要はない.
もし心配であれば,
pip install -U パッケージ名
で必要なもの (matplotlibのインストールガイドにある,
setuptools, numpy, python-dateutil, pytz, pyparsing, and cycler
たち) が最新版か確認すれば良い.
Juliaをインストール
これも公式サイトから必要な物をダウンロードして, インストール.
ただし, Pythonとビット数(?)を合わせないといけない. 例えば, インストールしたPythonが64bit版なら, Juliaも64bit版をインストールする.
インストール先は, 念のためCドライブ直下にしておいた方が良いと思う(が, これに意味があるのかは不明).
PyPlotをインストール
Juliaを起動し, コマンドラインで
Pkg.add("PyPlot")
を実行する. しばらく待つとインストールが完了するはず.
これは1度だけでOK.
もし何かしらエラーが起きてインストールが成功しなかった場合は, 問題を解決したあとで,
Pkg.build("PyPlot")
を実行する.
PyPlotをインクルード
実際にPyPlotを使いたい時には, Julia上で
using PyPlot
を実行する.
一度実行すれば, Juliaを終了するまでは再度実行しなくて良い.
Juliaを再起動した場合は, 必要なときに実行する.
利用例
using PyPlot
を実行した後に以下のようにすれば, $y = \sin x$のグラフが描画されるはず.
x = linspace(0, 2*pi, 100);
y = sin(x);
plot(x, y)