これからiOSアプリ開発をしていく。
これまでにiOSアプリの勉強をちびちびとやってきたが、モチベーションの波が激しくなかなか進まない現状を打破したいという思いから、こうして世間に取り組みを公開していくことにした。
こうして自分に発破をかけるとともに、諸先輩方々からアドバイスなり指摘なりいただけたらいいなぁと考えている。
まず環境構築から。
以前から開発はしているので、XCodeのインストール、Appleの開発者登録も完了している。
したがってそれ以降の作業をメモする。
とりあえず次のような環境を構築したい。
- WindowsHomeServer2011上に構築されたGitリポジトリ
- JenkinsによるiOSアプリビルド環境
この記事では1.についてまとめる。
サーバ側(WindowsHomeServer2011)の設定
WindowsHomeServer2011(以下、WHS)のGit環境を構築する。
構築にあたっては以下のサイトを参考にした。
WindowsでGit共有リポジトリをさくっと構築
Gitインストール
msysGit
Windows用のGit「msysGit」を以下のサイトからダウンロードする。
※この時点の最新版は Git-1.8.3-preview20130601.exe
ダウンロードしたファイルを実行してインストール。
共有リポジトリの作成
共有リポジトリのベース
WHSダッシュボードから以下の場所に共有リポジトリのベースを作成。
D:\ServerFolders\Repository
共有リポジトリフォルダの作成
XCodeプロジェクト毎に共有リポジトリを用意する必要があるので、ベースフォルダ内に各プロジェクト用のフォルダを作成する。ここでは”study.git"フォルダを作成。
※フォルダ名には".git"をつけるが慣例らしい
git bash起動し、作成した"study.git"フォルダに移動する。
cd /d/ServerFolders/Repository/study.git
続けてリポジトリの初期化をする。
$git init --bare --shared=true
"study.git"フォルダ内に各種ファイルが生成される。
以上でサーバ側の準備が完了。
GitDaemonの起動
XCodeからアクセスするため、GitDaemonサービスを起動する。
以下のページを参考にバッチを作成してスタートアップに登録しておく。
https://gist.github.com/anonymous/3169875
Windowsファイヤーウォールの設定
リモートリポジトリへのアクセスに使用するポートを、Windowsファイヤーウォールの設定で開放する。
使用ポート:TCP/9418
以上で、サーバ側の設定は完了です。
クライアント側(Mac)の設定
クライアント側のGit環境を構築する。
構築にあたっては以下のサイトを参考にした。
WindowsでGit共有リポジトリをさくっと構築
Using GitHub Guide For Xcode
UQ Times 開発の記録
Gitクライアントインストール
MacPorts
MackPortsを以下のサイトからダウンロードする
MacPorts
「Mac OS X Package (.pkg) Installer」のセクションからMountain Lion用のインストーラをダウンロード。
今回ダウンロードしたのはMacPorts-2.1.3-10.8-MountainLion.pkg
Command Line Tools for Xcode
Xcodeメニュー[Xcode]->[Open Developer Tool]->[More Developer Tool]を選択。
ブラウザが起動するので、AppleID認証画面で認証。
認証後に表示されたサイト「Download for Apple Developer」にて「Command Line Tool for Xcode」の最新版パッケージをダウンロードし、インストールする。
*この時点の最新版は xcode462_cltools_10_86938259a.dmg
Git
以下のコマンドをターミナルから実行。
$sudo port install git-core
XCodeプロジェクトの作成
XCodeを起動してプロジェクトを作成する。
プロジェクト名は、わかりやすいように共有リポジトリ名から".git"を除いた”Study"とする。
Source Controlのチェックボックスにチェックを入れてCreateボタン。
以上。
リモートリポジトリとの関連付け
プロジェクトのローカルリポジトリとリモートリポジトリの関連付けを行う。
Xcodeメニュー[File]->[Source Control]->[Repositories…]を選択。
[Orgnizer - Repositories]ウィンドウが開く。
ウィンドウ左側のツリーから、[Study]->[Remotes]と選択。
ウィンドウ右側の下部にある[Add Remote]をクリック。
入力欄に以下のように入力し、Createをクリック。
- Remote Name:"origin" ←なんでもよい
- Location:"git://[サーバ名]/Study.git" ←サーバ側に作成したリポジトリを指定
以上でクライアント側の設定は完了。
動作確認
ローカルリポジトリへコミット
リモートリポジトリへ登録する前にローカルリポジトリへコミットが必要。
Xcodeメニュー[File]->[Source Control]->[Commit…]
コミットする際の注意
以下のファイルはコミットしないこと!
- project.xcworkspace
- xcuserdata
リモートリポジトリへプッシュ
コミットが済んだら、リモートリポジトリへプッシュできる。
Xcodeメニュー[File]->[Source Control]->[Push…]
リポジトリ選択のダイアログが表示されるので、作成したリポジトリを選択してPushボタンをクリックする。
以上!