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「JDLA Generative AI Test 2023」#1と#2の両方受けてみたので比較してみた

Last updated at Posted at 2023-12-05

最近、資格の受験記ばっかり記事を書いている気がしていますが、懲りずに今回も資格の受験記です。
12/2(土)に「JDLA Generative AI Test 2023 #2」があり、受験してきましたので、#1との比較などを語れればと思います。
なお、合否連絡は12/8とのことですので、合否が出る前に本記事を執筆していること、ご承知おき下さい。(※試験結果を追記しました(12/10))

「JDLA Generative AI Test 2023」とは?

日本ディープラーニング協会が主催する、生成AIのスキルを評価するためのミニテストです。
自身のスキルを客観的に評価し、合格するとオープンバッジがもらえて自信を持てる、そんなテストになっています。
2023年6月に第1回目のテストが開催され、今回は2回目の開催となります。
(受験勉強方法などを記載した1回目のテスト受験記に関してはhttps://qiita.com/t_horumon/items/56c9b16c17bc8e7b3b3a 参照)

image.png

なんで#1持っているのに#2受けたの?

実は、当初は受けるつもりはなかったのです。
しかし、偶々ですが、#2の試験問題を作られた方々の、下記の座談会動画を拝見しました。
そこで、「記述式問題の評価は、人間だとブレが出るので、GPTに評価をさせることも考えている。」というお話が出ておりました。

、、、なぬ!?おもしろそうじゃないか!!
どんな試験問題なのか見てやろうではないか!

ってことで、2,000円ですし、様子見がてら受けてみることと致しました。

試験形式の変更点

まずは、試験形式が変更になりました。
個人的には、最も影響が大きいのは、試験時間が5分伸びたことです。
前回は、見直す時間すら残らず慌ただしく、それが難易度を上げていた印象ですので、いくら記述式が増えたことによる時間延長とは言え、気分的には大分楽になります。

#1 #2
受験資格 どなたでも受験可能 どなたでも受験可能
試験時間 15分 20分
試験形式 択一式/多肢選択式 20問 択一式/多肢選択式19問、記述式1問
受験費用 2,200円 2,200円
申込期間 2023年6月7日~2023年6月20日(14日間) 2023年10月16日~2023年11月28日(1ヵ月半)

シラバスでの変更点

#1のときからのシラバス上での変更点を洗い出してみました。
大枠は変わっていませんが、直近で必須となってきたキーワードが追加になっている印象です。

区分 項目 変更事項
生成AIの技術(特徴) 大規模言語モデルにおける生成の仕組みを理解している。 キーワードに"Chain-of-Thought"が追加
大規模言語モデルの性能評価について知っている。(リーダーボード、ベンチマーク) 項目から新規追加
生成AIの技術(動向) 大規模言語モデルのオープン化の動向と原因について理解している。 キーワードに"推論の効率化"を追加
生成AIの利活用(動向) 業界に特化した生成AIの活用方法を理解している。 キーワードに"LLMを利用したサービス(ChatGPT・Bardなど)"、"RAG (Retrieval-Augmented Generation)の利用"、"エージェント・コード生成"、"外部ツール呼出し"を追加
生成AIのリスク(特徴) 生成AIが、技術面・倫理面・法令面・社会面などで多様なリスクを孕むことを理解している。 キーワードに"悪用、誤情報の拡散"、"敵対的プロンプト"、"特定の生成AIサービスへの依存"、"環境問題"が追加

受験した感想

内容

シラバスで追加されたキーワードは試験に出るんだろうなぁと睨んでいましたが、想像以上に新しいお話が出てきました。
#1から"2の間の半年間で進んだ技術・動向の問題が多く出てきた印象です。

難易度

前回よりも難易度は上がっている印象です。
前回は、択一問題がまだあった認識ですが、今回は「当てはまるものを全て選べ」問題がほぼ全てを占めていました。
そういう意味で、まぐれ当たりが出来なくなり、しっかりと理解をしていないと正解できないので、難易度は上がったと思います。

記述問題

言い方は難しいですが、想像していたよりも「王道な」記述問題でした。
試験時間20分ですし、「記述問題」レベルで「文章問題」ではなかった印象です。
この回答を本当にGPTで判断するのかはわかりませんが、本当に出来そうな問題だったので、そういった世界を想像するだけでワクワクできるので、それだけで2,000円の価値がありますね^^

まとめ

先ほども記載しましたが、直近の状勢を反映したTestでした。
「試験勉強をした人」ではなく、「日々、生成AIを触っている人(情報に触れている人)」が合格する試験だったと思います。
そういう意味で、一度合格すればOKという試験でなく、半年に一度「自分はちゃんと時代に付いていけているか?」を確認できる、まさしくテストだったと思います。
学生時代に受けた「全国統一学力テスト」のノリですね。
社会人になったらあまり経験できない貴重なテストですので、継続的に受けてみようかと考え始めている、そんな試験翌日でした。

試験結果(12/10追記)

12/8に試験結果が公表されましたが、無事に合格することが出来ていました。
ただ、今回は受験者数は1,822名、そのうち合格者数は1,162名、合格率は63.78%とのことで前回よりも合格率が低下しており(第1回の受験者は1,122名、そのうち合格者は829名で、合格率は73.9%)、かつ、↓で添付したように、私もかなり低い点数でも合格していました。
なので、やはり、今回のテストはかなり難化していたようです。
https://jdla.org/news/202312080001/

image.png

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