#はじめに
2021年5月にITIL Foundation(v3)を取得しました。
学習方法などをまとめてみたので参考になれば嬉しいです。
(本記事の内容は2021年6月時点の内容ですのでその点ご了承ください)
#自己紹介
初Qiita記事投稿ということで、簡単に自己紹介します。
人事システムを開発・販売・サポートする会社でSREやってます。
ITILでいうところのイベント管理、インシデント管理、問題管理あたりに従事しています。
開発業務ではGAS/python/Jenkins/PostgreSQL
AWSはEC2,S3,DynamoDB,Cognito,Lambda,CloudWatchあたりをちょこちょこ触ってます。
#ITIL Foundationとは
ITILとは「Information Technology Infrastructure Library」を略したもので、ITサービスの構築や運用に関するベストプラクティス集です。
ITIL資格は4段階(Foundation<Intermediate<Expert<Master)あり、Foundationは入門レベルの位置づけです。
ITIL FoundationはアメリカのGlobal Knowledge社調査「15 Top-Paying Certifications for 2020(稼げる認定資格 Top15 2020年版)」でトップ10入りする資格だったりします。
試験形式としては、
コンピュータを使った選択式40問出題で試験時間は1時間です。26問以上の正解で合格です。
試験料金が43,890 円とお高いですが、会社の資格取得支援を利用して受けました(ありがとうございます)
記事執筆時点ではITIL Foundation試験として2011年版のv3と2019年版のv4が選択することができます。
私はまず基本を押さえたかったのでV3を選び受験しました。
(参考書などV3の方が充実しているという印象も。)
#勉強方法
SRE配属になった2年前くらいに最上千佳子著「ITIL はじめの一歩」を読んでいた、という背景はありますが、
試験対策としては地道に、愚直に、以下内容をループしながらこなしました。
テキストを読む
練習問題を解く(ping-t)
キーワードをノートにまとめる
試験対策をやった期間は3週間(うちGW含む)ほどです。
平日の時間の使い方があまりうまくなく、1日30分取れたらいいほうな感じでした。(仕事終わったらすぐ寝たい)
####テキストを読む
いわゆる”黄色本”と呼ばれるITIL ファンデーション シラバスをまず1周読み要点をキャッチアップしました。
章末の確認問題は解いてましたが、試験形式と異なるので試験対策としてはあまり効果はない印象(あくまで当該章の内容確認、という位置づけ)
巻末の模試も実際とは異なるのでスキップして良さそうです。
####練習問題を解く(Ping-t)
Ping-tという問題集サイト(ITIL問題は無料)
こっちの模試でコンスタントに80%以上の正解を取れるようになるまで解きました。
携帯でもできるので夜寝る前とかちょこちょこあいた時間を使ってやりました。
間違えた問題、迷って選んだ問題についてはフラグを付けておいて後から解説読むようにもしました。
1回で受かりたい気持ちから念には念を入れて結構解きましたが、実試験を受けた感触としてはここまでやらなくても大丈夫だと思います。
####ノートにまとめる
サービス・ライフサイクルの5つのフェーズのそれぞれでどの管理が属しているか、をざっとまとめつつ、
Ping-tで間違えた内容や、
「サービス〇〇」、「〇〇モデル」など似たワードが多いので要点・キーワードをまとめながら進めました。
(グーグルドキュメントとかにまとめながらできると効率的なんだろうと思いつつ、、
私はこういうとき手書きでノートにまとめないと頭に入らない…そして乱筆すぎるので写真掲載は控えます。。)
他の合格体験記を見てるとCramMediaの問題集(30日6000円)を購入して解いた、という方もお見掛けしましたが、私は利用せず。(その分ping-tで入念に対策)
#実際の試験について
ピアソンとプロメトリックで受けることができますが、私はピアソンで受けました。
ピアソンは24時間前まで予定変更受け付けてくれるのありがたい…(プロメトリックは3営業日前(土日受験の場合は4営業日前)の23時59分までとのこと)
テストセンターに出向いて受けました。
試験室には、身分証・私物預けたロッカーのカギ・A4サイズのメモ用紙1枚、ペン1本だけが持ち込み可能でした。(身分証以外はテストセンターで用意されたもの)
一通り問題解く&見直すの2周したところで25分程度経過、
残り時間は
黄色本や問題集サイトに載ってなかったよ!な5問で時間を使って粘ってました。
(5問なら落としても受かるんじゃないかとは思ったけれどせっかく時間残ってるし、と。)
CBTということで、各問題ごとにメモ取る機能や後から見直すフラグが用意されていて、最終問題解いた後の画面からフラグ立てた問題にジャンプできるようになってました。
#結果
38点で合格でした!
試験結果は試験直後に確認ができ、デジタル合格証は3日後にメールで受け取りました。
#参考文献
そして記事を書くにあたっては、以下記事をお手本にさせていただきました!
ありがとうございます。(わたしもAWS資格がんばりたい)