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AWS資格取得者がAzure Fundamentals(AZ-900)受けてみた

Last updated at Posted at 2024-07-10

はじめに

AWSで日々運用業務を行っているのですが、Azureのサービス理解を図りたいと考え
まずはAWSでいうところのCloud Practitionerと同程度とされるAzure Fundamentals(AZ-900)を受けたのでその記録を残します。

取り組んだこと

AWS vs Azure

まずは以下資料をもとに、サービス比較や概念の違いを抑えました。
管理やガバナンス周りはスコープの切り方がAWSとは違う印象を持ちました。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/architecture/aws-professional/services
https://frontse.hatenablog.jp/entry/2022/09/25/164428

Udemy

Udemyにて以下講座を受講しました。(会社の制度で受講し放題なの本当にありがたい:pray:

Microsoft社のコンテンツ

  • Microsoft Virtual Training Days にて『Microsoft Azure Virtual Training Day: Azureの基礎』を受講しました。
  • 試験サンドボックスにて試験出力形式をキャッチアップしました。AWS SAA/DOA/SCSでは経験しないUIで出題されるのでここで操作方法をさらっておくといいと思います:thumbsup:

ポイント整理

ネットワーク

サービス名 主な用途
仮想ネットワークピアリング Azure 仮想ネットワーク同士を接続(同じ Azure リージョン内
VPNゲートウェイ インターネットVPNでオンプレミス環境と接続。または社外環境のPCと接続
ExpressRoute 閉域ネットワークでオンプレミスと接続
ローカルネットワークゲートウェイ Azureネットワークとオンプレミス環境を接続する際に利用されるゲートウェイ。”会社内の特定IPアドレスを使用した VPN アプライアンス”を定義する
ネットワークインターフェイス Azure仮想マシンはインターネット、Azure、およびオンプレミスのリソースと通信
グローバル仮想ネットワークピアリング 異なるリージョン間で仮想ネットワークを接続

エンドポイントの種類

サービス名 経路 接続先IPアドレス メモ
パブリックエンドポイント インターネット パブリックIPアドレス *.windows.netなどのURLを用い、パブリックIPアドレスに変換されて接続
サービスエンドポイント Azureバックボーン パブリックIPアドレス インターネットを経由せずPaasリソースに接続
プライベートエンドポイント Azureバックボーン プライベートIPアドレス プライベートIPアドレスでPaaSのリソースに接続

Storageの冗長オプション

オプション名 略称 コピー先
ローカル冗長ストレージ LRS 1つの物理的なセンター内でデータを同期的に3回コピー
ゾーン冗長ストレージ ZRS 3つの可用性ゾーン間でデータを同期的にコピー
geo冗長ストレージ GRS 2つのリージョンで3回コピー
geoゾーン冗長ストレージ GZRS 1リージョン内3つの可用性ゾーン間でデータを同期的にコピーと別リージョンでも3回コピー

リソース管理やデプロイのための機能とツール

参照記事

比較 Azure CLI Azure Powershell Azure Cloud Shell Portal
What is it? コマンドライン ツール コマンドライン ツール Portalでのコマンド実行環境 Portal上のサービス画面操作による管理
利用OS/プラットフォーム Windows/masOS/Linux Windows/masOS/Linux ブラウザ/スマホ/タブレット ブラウザ/スマホ/タブレット
シェル環境-Cmd 使用可
シェル環境-Bash 使用可 使用可(CLI)
シェル環境-Windows PowerShell 使用可 使用可
シェル環境-PowerShell 使用可 使用可 使用可
コマンド例 az <リソース種別> <動詞> <動詞>-Az<リソース種別> 左記いずれか

セキュリティやガバナンス周りのサービス

サービス名 概要
Microsoft Entra Identity Protection Azureにおいて利用するIDを利用したアクセスの際に、セキュリティを高めるサービス。ユーザーのIDベースのリスク検出と多要素認証 (MFA) やパスワードの変更を強制するといったセキュリティ保護が可能なサービス
Microsoft Defender for Identity 組織を対象とするセキュリティ脅威やID侵害を監視するサービス。ネットワーク全体のユーザーアクティビティと情報を監視および分析
Microsoft Defender for Cloud データ センターのセキュリティ体制を強化する統合インフラストラクチャ・セキュリティ管理システム。オンプレミスのサーバーを保護するには、Azure Arc をデプロイし、Defender for Cloud の強化されたセキュリティ機能を有効にする
Microsoft Entra Domain Services グループポリシー(ドメインに所属するコンピューターの利用環境を制限)の作成・管理
Azure Information Protection 電子メールや機密文書を保護するためのデータ保護ソリューション
Microsoft Purview コンプライアンス マネージャー コンプライアンスマネージャーは、組織がコンプライアンス要件を満たすために役立つ機能を提供する管理ツール。データ保護リスクのインベントリの作成から、複雑な制御の実装の管理、規制や認証の最新情報の入手、監査人への報告まで、コンプライアンスの過程全体を支援
コンプライアンスドキュメント ISOなどのコンプライアンス認証に関する詳細なドキュメントを提供
ヘルプとサポート 計画されたメンテナンスに関する詳細が閲覧できます。サービス正常性のページには計画メンテナンス情報が記載されている
Azure Advisor コスト、セキュリティ、パフォーマンス、オペレーショナルエクセレンス、ハイアベイラビリティに関する推奨事項を提供する機能
Microsoft Service Trust Portal Microsoft クラウド サービスのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスクラウドに関する情報を提供
トラストセンター データの取り扱いに関するMicrosoft 原則と、Microsoftのクラウド製品およびセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスに関する情報が確認できるポータルサイト

さいごに

Azureでのサービスをキャッチアップする中でAWSサービスと対比することでAWSサービスの理解も深めることができたので取り組んでよかったなと思います!

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